ホンダは同社のモータースポーツ活動の発信拠点として、FIA-F1世界選手権の歴代マシンを中心に展示する「Honda RACING Gallery」を三重県にある鈴鹿サーキットに新設する。

開館は2024年のF1第4戦日本GPの開幕に合わせた4月5日(金)。別途鈴鹿サーキットへの入場料・駐車料は必要となるが、ギャラリーの入場料は無料となる。

同ギャラリーでは、今年、初参戦から60周年を迎えるF1を中心に、「世界一への挑戦」と「技術」へのこだわりを以て実戦を戦い抜きてきたホンダの歴代マシンやエンジン、パワーユニットが展示される。

ホンダによると、館内は黒を基調として展示マシンにスポットライトを当てることで、各時代の最先端技術が詰まったレーシングマシンの機能美が感じられる設計にしたという。

展示エリアは、常設展示を行う1階のメインホールと、企画展示を行う地下1階の2個所に設けられる。

入館後のエリアに設けられた、スピード感と期待感を醸成する「スピードトンネル」を抜けた先のメインホールは、スポットライトの当たったマシンの色や造形が際立つよう、黒基調で外光の入らない空間に仕立てられた。

中心部には、1965年のメキシコグランプリでホンダのF1初勝利を飾った「Honda RA272」と、2021年にマックス・フェルスタッペンが自身初のドライバーズチャンピオンを獲得した際の愛機「レッドブル・ホンダRB16B」の2台が展示される。

メインホールの奥にはホンダF1の象徴的なレースマシン群が展示される。背面パネルには各マシンを象徴する数字がフューチャーされ、勝利のストーリーが楽しめるという。

また、各時代で世界一を目指して最高峰の舞台で磨き上げられ、技術の粋を極めたホンダの歴代エンジンやパワーユニットも展示される。

地下1階の企画展示エリアでは、鈴鹿サーキットで開催されるレースにあわせたレーシングマシンを展示する企画展を実施する。

4月5日(金)から6月中旬までは、ホンダと共に戦った歴代の日本人F1ドライバーに焦点を当てた「F1日本グランプリ企画展示」が開催される予定で、今後はSUPER GTや全日本スーパーフォーミュラ選手権、鈴鹿8時間耐久ロードレースなどのレーシングマシンが展示される計画だ。

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