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ホンダ、F1ドイツGP決勝前にピエール・ガスリーの全エンジンコンポーネントを交換…最後尾スタート

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ホンダは2018年F1第11戦ドイツGP決勝を前に、ピエール・ガスリーのマシンの全エンジンコンポーネントを交換。土曜の予選で17番手につけたガスリーは、年間上限数を超えるエンジン交換によってグリッド後方からレースをスタートする事となった。

今回の投入によってICE(内燃機関)・ターボチャージャー・MGU-Hは今季5基目、MGU-Kは4基目、エネルギーストア(ES)とコントロールエレクトロニクス(CE)は3基目に到達。今シーズンは規約が厳格化され、マシン1台が一年間に使用できるエンジン数は昨シーズンまでの4基から3基以下に削減されている。

次戦ハンガリーGPの舞台となるハンガロリンクはエンジンパワーがラップタイムに与える影響が小さいため、各メーカーのパワーユニットの性能差が縮小する。非力なホンダ製エンジンでもライバルに太刀打ちできる可能性が高まる事から、今回のガスリー車に対する措置は、戦略的な意味合いを含んでいると言える。

ガスリーはチームメイトのブレンドン・ハートレー、ランス・ストロール(Williams)、ストフェル・バンドーン(Mclaren)、ダニエル・リカルド(Red Bull)の後ろにまわり、最後尾からの巻き返しを目指す。

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