
ハミルトン“大喜び”「ほらな。やっぱり自分ならやれる」 予想外の2番手、報われた信念と“死ぬほどのイライラ”
2026年を「試練の年」と振り返るルイス・ハミルトン(フェラーリ)にとって、今季2度目のフロントロウは、苦しい週末を重ねる中で自分への信頼を確かめる結果となった。セッション後、7度のF1王者は予想を上回る予選結果に喜びを隠さなかった。
10月3日(土)、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われた2026年F1第16戦バーレーンGPの予選で、ハミルトンは2番手を獲得した。今季これまでのフロントロウは、そのまま優勝につなげた第7戦バルセロナ・カタロニアGPだけだった。
予想は4~5番手、期待を超えた予選
「間違いなく試練の年だった。ポジティブなこともたくさんあったし、いい日もたくさんあった。でも、レースウイークに限って言えば、悪い日の方が確実に多かった」とハミルトンは語った。
「とにかく、とてつもなく大きなチャレンジなんだ。毎週末、本当に競争が激しい。どのチームもみんな、本当にいい仕事をしている。レースによっては全員がコンマ数秒の中にひしめいているし、このマシンとパワーユニットから最大限を引き出すことは、正直、僕ら全員の人生を苦しめていると思う」
こうした接戦の中、ハミルトンはセパンでも目立った成績を残すのは難しいと考えていた。
「だから、フロントロウに並べるとは思ってもみなかった。だから、こんなに大喜びしているんだ。いつものように4番手か5番手くらいだと思っていたからね。2番手、本当に最高だよ」
ゴルフに重ねた苛立ちと達成感
ハミルトンは、レース週末に向けた準備についても詳しく語った。データを分析するだけでなく、「呼吸や食事、タイミング、心拍のリズム」に至るまで意識し、「あらゆる面」で力を尽くしているという。
「それなのに、いざコースに出ればミスが起きたり、何かに足をすくわれたりする。もう、死ぬほどイライラするよ。たぶんF1とゴルフは、この世で最高にイライラさせられるスポーツのツートップだと思う」
入念に準備を重ねても、結果が伴わなければ迷いは生じる。それでも信じ続けた末に、今回のような結果が訪れるのだとハミルトンは言う。
「でも、落ち着いて、すべてが噛み合って、物事がスムーズに進んで、今日みたいな結果がようやく出ると、本当に最高の気分になれる。それで、自分自身への信念が改めて強くなるんだ」
「何度も失敗していると、時にはいろいろ疑いたくもなる。でも、周りで何が起きていても、自分を信じ続ける。そして、ようやく結果が出ると『ほらな。やっぱり自分ならやれるって思ってたんだ』ってなる。あれは本当にいい気分だよ」
2026年F1バーレーンGP予選では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季初のポールポジションを獲得。2番手はルイス・ハミルトン(フェラーリ)、3番手はアイザック・ハジャー(レッドブル)という結果となった。
決勝レースは日本時間10月4日(日)16時にフォーメーションラップが開始され、1周5543mのマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットを56周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。