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17年F1スペインGPのポールシッターであるルイス・ハミルトンは、フェルナンド・アロンソが予選7番グリッドを獲得したことについて、信じられない程素晴らしいことであり、マクラーレン・ホンダのマシンが競争力を増してきているとの認識を示した。
日本時間13日(土)夜に行われた第5戦スペインGP予選セッションで、母国レースとなるフェルナンド・アロンソはマクラーレン・ホンダに今シーズン初めての予選Q3進出をプレゼントした。前日午前の練習走行ではアロンソのエンジンが白煙とともにブロー、厳しい週末が予想されていただけに驚きのリザルドだと本人談。。
予選終了後のFIA公式記者会見に出席したPPハミルトンは、難しい状況に置かれているマクラーレン・ホンダ、そしてチームメイトに1.5秒もの大差をつけて7番手を記録したフェルナンド・アロンソについて質問され、「あぁ、夢のようだね。トップ10入りはマクラーレン・ホンダにとって素晴らしいことだと思うよ。彼らは速さを取り戻りつつあるみたいだ」とコメント、伝説の名を関する名門チームと日本のエンジンサプライヤーのカムバックを喜んだ。
ハミルトンは開幕戦オーストラリアGPで「アロンソに速いマシンを与えてほしい」と述べており、トラブル続きのシーズンを過ごしているマクラーレン・ホンダを憂うとともに、アロンソが優勝争いに絡んでこないのはファンにとっても残念なことだという認識を示していた。
ホンダは今回のスペインGPで、パワーユニットのパフォーマンス向上を目指したアップデートを数多く持ち込んでおり、その効果が確認されている。同チームのレーシングディレクターを務めているエリック・ブーリエは「今日の改善は、彼らのアップデートなくして成し得ることはできなかった」を語り、挽回に向けてのハードワークに追われているホンダの労をねぎらった。
1000分の51秒差で惜しくもポールを逃したセバスチャン・ベッテルは「フェルナンドにとって良いセッションだったね。ストフェルがQ1敗退を喫したのは路面状況の改善のせいなのは明らかだね。思うに彼らのマシンはかなり良さそうだよ」とコメントしている。