F1イタリアGP衝突事故:ハミルトンと入賞逃したピアストリの見解
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9月3日(日)に行われたF1第15戦イタリアGP決勝レースでの衝突事故についてルイス・ハミルトン(メルセデス)は自らの非を認め、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)はこれ以上、追求しないとの考えを示した。
51周のレースの41周目、ピアストリと8位争いを繰り広げるハミルトンはターン4のイン側に飛び込みオーバーテイクを仕掛けた際、アウト側にステアリングを振った事で右リアがピアストリの左フロントと接触した。
The incident that landed Lewis Hamilton with a five-second penalty 💥
Hamilton later apologised to Piastri for the clash#ItalianGP #F1 pic.twitter.com/AGyIGnSkTQ
— Formula 1 (@F1) September 3, 2023
ピアストリの81号車MCL60は左フロントウイングが破損。予定外のピットストップを強いられポイント圏外から転落し、12位でチェッカーフラッグを受けた。
ヴィタントニオ・リウッツィら4名のスチュワードは、衝突の責任はハミルトンにあるとして5秒ペナルティーと2点のペナルティポイント(累積4点)を科した。
一件について、最終盤の猛プッシュにより後続のアレックス・アルボン(ウィリアムズ)に5秒差以上をつけて6位を確保したハミルトンは「ちょっと不運な事にピアストリとの距離を見誤ってしまった」と語った。
「あれは完全に僕の責任だ。彼のところに行って謝った」
ピアストリにとっては衝突さえなければ入賞がほぼ確実であっただけに悔やまれるところだが、スチュワードによる懲罰と直接の謝罪を受けた今、これ以上、追求しない意向を示した。
「多分、ルイスが思っていた以上に彼は少し右に出過ぎてしまったんだと思う」
「スチュワードは(ペナルティを科す)判決を下したわけだし、彼も謝罪してくれたわけで、これ以上、求めることはできない」
9月3日(日)にモンツァ・サーキットで行われた2023年F1第15戦イタリアGP決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が10連勝を飾った。2位はセルジオ・ペレス(レッドブル)。3位表彰台にはポールシッターのカルロス・サインツが滑り込んだ。
マリーナベイ市街地コースを舞台とする次戦シンガポールGPは9月15日のフリー走行1で幕を開ける。