フェルスタッペン、自身の成功に”嫉妬”するハミルトンに「それは自分でどうにかしないとね」
幾つかの理由をつけてルイス・ハミルトン(メルセデス)が自身の成功に否定的な見解を示した事を受けてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、それは「嫉妬」の表れだろうとして「自分自身でどうにかしなきゃならない問題だ」と指摘した。
2021年のタイトル争いのライバルについて38歳の英国人ドライバーはイタリアでの週末を前に、歴代王者といった過去の偉大なドライバーほど評価してはいないと述べ、更には「僕のこれまでのチームメイトは誰もがマックスのチームメイトより手強かった」等として、その成功は「誇張され過ぎている」と主張した。
蘭「RacingNews365」によると、この発言を受けてモンツァの予選で2番手を獲得したフェルスタッペンは母国オランダの報道陣に対して「彼は僕の今の成功を少し妬んでいるのかもね」と語った。
「こんな事を言って彼はそれで何か得をしてるとでも考えてるのかもしれないけど、僕にとっては何も変わらない」
「あれだけ長い間、勝ち続けた後に負け続けている事について、メルセデスは辛い思いをしているんだろうけどさ」
フェルスタッペンが初戴冠を成し遂げた2021年にハミルトンは敗れ去ったが、それでもメルセデスはコンストラクターズタイトルを死守した。
ただ、2022年のグランドエフェクトカー導入以降は時代が変わった。レッドブルは圧倒的な強さを発揮し、メルセデスによる8年連続のコンストラクターズタイトルに終止符を打ち、以降、ハミルトンは一度も勝利できていない。
25歳のオランダ人ドライバーは「でも、いつかは現実を直視して、他のチームがやっている事を評価しないと」と続ける。
「彼らが支配的な強さを誇っていた時、僕らも同じことをしたし、同時に『もっと頑張らないとダメだ』って思ったものさ」
「僕らがやっている事について、そんなに大した事じゃないって叫び続けてもいいけど、それは結局のところ、自分自身でどうにかしなきゃならない問題だ」