スクーデリア・アルファタウリのガレージに立つアイザック・ハジャー、2023年9月23日(土) F1日本GP(鈴鹿サーキット)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

計画変更…アイザック・ハジャー、角田裕毅に代わってF1メキシコFP1でアルファタウリをドライブ

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スクーデリア・アルファタウリは2023年10月27日(金)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われるF1メキシコGPのフリー走行1で、角田裕毅に代えてレッドブル・ジュニア・ドライバーのアイザック・ハジャーを起用する。

F1レギュレーションは若手ドライバーのテスト機会拡大を目的に、チームに対してグランプリ出走2戦以下のドライバーを年に最低2回、金曜フリー走行で起用する事を義務付けている。

シーズン当初、新人ニック・デ・フリースをレギュラー・ドライバーとしていたアルファタウリは開幕戦でこのうちの1回を消化。シーズン閉幕までにあと1回、若手を起用する必要がある。

ダニエル・リカルドの代役としてリザーブ・ドライバーのリアム・ローソンがイタリアGPでFP1に出走しているが、これはデ・フリースのマシンであったため規定要件を満たさない。ルールでは各チームのマシン1台毎に年に1回、若手を乗せなければならないとされている。

メキシコでのハジャーの起用は当初の計画とは異なる。チーム代表を務めるフランツ・トストは8月の段階でハジャーに走行の機会を与えると明らかにしていたが、それはメキシコではなく最終アブダビでの話だった。

レッドブルはヤス・マリーナ・サーキットでのアブダビGPのFP1で、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスに代えて、ハジャーとフォーミュラEチャンピオンのジェイク・デニスを起用すると報じられている。

19歳のフランス人ドライバーはアブダビでの最終2レースを残して現在、FIA-F2選手権のルーキーシーズンでランキング14位につけている。これは同シリーズに参戦するレッドブル・ジュニアの中で最も低い。

レッドブルは2024年に向けて、F2で支援するジュニアドライバーを現行の6名から2名へと削減する見通しだが、ハジャーはペペ・マルティと並び来年もF2のグリッドに着く予定だ。

メキシコGPではハジャーの他に、ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)、フレデリック・ベスティ(メルセデス)、オリバー・ベアマン(ハース)が若手走行枠でプラクティスに参加する。

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