メルセデスを見限る? ハミルトン「ナンセンスで馬鹿げた意見」”尊敬”していた人物に噛み付く
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F1史上最も成功したドライバー、ルイス・ハミルトンは、38歳の誕生日を迎える来年末でメルセデスとの契約が満了を迎える。混迷を続けるメルセデスに希望の光は見えず、馴染みのチームを見限るのではとの憶測があるが、ハミルトンはこれを「愚かでナンセンス」だと一蹴した。
1998年と1999年のF1王者、ミカ・ハッキネンはオーストラリアGP後の恒例のビデオブリーフィングの中で、今年のメルセデスの惨状はハミルトンにとって「大惨事」であり、更に悪いことにはジョージ・ラッセルの方が先行しているとして、ハミルトンがライバルチームへの移籍を考え始めるだろうと指摘した。
「ルイスはチームミーティングで一体どんな態度を取っているのだろうか。興味深いね。きっと拗ねているだろうね。不機嫌な姿が目に浮かぶよ。文句や泣き言が多いだろう」
「そうなるとドライバーとしては自然と考え始めるんだ。他の場所に行くべきだろうかってね」
「彼は長年に渡ってメルセデスに在籍し、幾度ものチャンピオンシップを勝ち取ってきたが、ここにきて上手くいかなくなっている。彼はチームを変える事を考え始めるだろう」
英Autosportによるとハミルトンは後退のF1エミリア・ロマーニャGPスプリントを終えて、個人名を名指しすることは避けながらも特定報道の内容に触れ、現行契約の満了を待たずにメルセデスを去る意思はないと主張した。
「若い頃に尊敬していた人々による幾つかの意見を目にしたけど、結局のところそれは馬鹿げていて、自分達の存在意義を守りたいがためのナンセンスの塊だ」とハミルトン。
「僕は13歳の時からメルセデスと共に素晴らしい時間を過ごしてきたし、山あり谷ありを一緒に乗り越えてきたんだ。僕はこのチームに100%コミットしている。他にいたいと思う所はない」