ザウバーF1「中国GPもジョヴィナッツィを起用」ウェーレイン復帰はロシアGP以降か?
4月4日、ザウバーF1チームは公式サイトを通じて、オーストラリアGPでパスカル・ウェーレインの代役を務めたアントニオ・ジョヴィナッツィが中国GPでも引き続き代役を務める、と発表した。
ウェーレインは今年1月に行われたレース・オブ・チャンピオンでクラッシュし負傷、シーズン前テストとオーストラリアGPのFP3以降のセッションを欠場している。欠場の理由についてウェーレインは、怪我の影響でトレーニングが十分にできず、身体的要求が厳しくなった今季F1マシンで決勝レースを完走できるレベルにないため、と述べていた。
ザウバーはこの状況に対し、不十分な状態のウェーレインを走行させリスクを冒すよりも、フェラーリF1のリザーブドライバーを務めるイタリア人を起用することを選んだ。GP2シリーズ年間2位の実力を持つジョヴィナッツィは、急な登板にも関わらずオーストラリアGPの決勝を12位で完走し印象的なパフォーマンスを見せた。ザウバーはフェラーリの型落ちエンジンを搭載している。
ウェーレイン復帰はロシアGPか?
中国GPの欠場についてウェーレインは「僕にとって最も大事なことは、一刻も早く100%のパフォーマンスが発揮できると確信できるまで、集中してトレーニングを積むこと。バーレーンで復帰できればと思うけど、ロシアまで掛かるかもしれない。」とコメント、場合によってはロシアGPまでは欠場する可能性があると語った。同様にザウバーも、第3戦バーレーンGPか第4戦ロシアGPでウェーレインが復帰することを期待していると発表。
中国GPとバーレーンGPはダブルヘッダーとなっており、中国GP決勝の1週間後がバーレーンGPの決勝となっている。そのため、バーレーンGPでの復帰は現実的には厳しく、実質的にはロシアGP以降の復帰が有力と思われる。