「ホッケンハイムはMCL33に不向き」とフェルナンド・アロンソ / Mclaren
マクラーレンF1チームのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンが、2018年FIA F1世界選手権第11戦ドイツGPに先立って抱負を語った。ドイツGPがF1カレンダーに復活するのは2016年以来2年ぶり。マクラーレンは現在コンストラクターズランキングで48ポイントを獲得し7位につけている。
1.1kmのロングストレートを備えるホッケンハイムでのレースの見通しについてアロンソは、「ライバルと戦えるペースがある事を願う」「僕らにとっては簡単なサーキットとは言えない」などと語り苦戦を予想。慎重な姿勢を見せている。
Mclaren:F1ドイツGPに向けて
フェルナンド・アロンソ厳しい週末を予想
歴史的なホッケンハイムでのレースはいつも楽しいし、ここでは3回優勝してるから、2年ぶりにまたここに戻って来られて嬉しいよ。オーバーテイクのチャンスも何箇所かある上に、今年は新しくDRSゾーンが追加されるから、周りの連中とバトル出来るだけのペースが事を祈ってるよ。
日曜の決勝で最高のチャンスを得るために予選でのパフォーマンスを改善する必要があるのは分かってる。でもそれと同時に、僕らがレースでポジションを挽回しポイントを獲得してきたのも事実。ドイツGPでも同じような結果を残す事が目標だ。
夏休み前の2レースは、タイプの異なるサーキットでの戦いになる。チャンスを最大化するために、出来る限りコース特性に合わせたセットアップを見つけ出し全力を尽くさなきゃね。今週末は僕らマクラーレンにとって簡単サーキットとは言えないけど、いつものようにベストを尽くすよ。
ストフェル・バンドーン対象的なコース特性への対処が鍵
F1に来てからはまだホッケンハイムでレースをしてないけど、GP2時代に経験してるし表彰台にも上がってるから、僕にとっては良い思い出がある場所なんだ。ホッケンハイムには、エンジン出力がモノを言う高速のロングストレートと、コーナから脱出する際のトラクションとマシンバランスが問われるタイトな低速セクションがあって、チャレンジングなんだよね。
3番目のDRSゾーンが追加されることで少しは予測不可能性が増えるかもね。上手く行けばオーバーテイクのチャンスも増えるだろうし、そうなればファンに素晴らしいバトルを見せられるんじゃないかな。エキサイティングなレースになると思うよ。
ドイツGPの開催としては1年間のブランクがあるけど、ドイツのファンはモータースポーツを心から愛する人たちだから、今週末は素晴らしい雰囲気になるはずさ。
ドイツGPの戦いの舞台となるのはホッケンハイムリンク。1周4,574mのコースは”黒い森”と呼ばれるドイツ南西部の森林地帯に位置する。一昨年のグランプリではルイス・ハミルトン(Mercedes)が優勝。2位にダニエル・リカルド、3位にマックス・フェルスタッペンという結果だった。
F1ドイツGPは日本時間2018年7月20日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。