ピエール・ガスリー、Hondaのスペック3エンジンに期待「待ちに待った久しぶりのアップデート」
お膝元鈴鹿での母国レースを前に、ホンダF1はソチ・オートドロームで最新スペックのパワーユニットをスクーデリア・トロロッソに投入。ICE=内燃エンジン、MUG-H、MGU-K、ターボチャージャーを一新した。ピエール・ガスリーは久しぶりのエンジンアップデートに期待を寄せている。
ホンダが最後に新開発エンジンを投入してから早9戦。ルノーやフェラーリ、メルセデスらライバルのエンジンマニュファクチャラーが今季3度目のアップグレード投入を済ませる中、ホンダはそれを横目にスペック3の開発に大きく時間を割いた。
シャシー側の開発パーツ投入が遅れる状況の中、ガスリーは「まずは実際に性能向上の程度を確認してみないと」と慎重な姿勢を見せつつも、ホンダ「RA618H」の最新バージョンへの期待感を示した。
「取りあえずは、走らせてみて様子を見る必要がある。どういった点が良くなっているのかを正確に見極めるためにね。多分、何らかの見通しを得る事が出来ると思うよ。レースではグリッド後方からスタートしなきゃならないけど、今回のアップデートは久しぶりの事だから万事良いこと尽くめだよ」
「正直なところ、今はまだ詳しいことを知らないんだ。分かってるのはエンジン側にアップデートが入ったって事だけなんだよ。明日トラック上で走らせてみて成果を確認するまでは、あまりコメントしたくないな。そうは言ってもアップデートだし、前向きな結果が得られるはずさ」
今回の措置によってガスリーとブレンドン・ハートレーの二人は降格ペナルティを受け、グリッド最後尾からのレースを強いられる事となる。ソチ・オートドロームは2本のロングストレートを持ちつつもオーバーテイクが難しく、トロロッソ・ホンダ勢にとっては苦しいグランプリとなりそうだ。