フレデリック・ヴェスティ、F1メキシコGPで週末デビューへ…メルセデスから
FIA-F2選手権でチャンピオン争いを繰り広げるフレデリック・ヴェスティが、10月27日にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われる2023年F1第20戦メキシコGPのフリー走行1にメルセデスから出走する。
ヴェスティの母国メディアの報道によると、21歳のデンマーク人ドライバーはジョージ・ラッセルの63号車W14をドライブし、週末デビューを飾る予定だ。
ヴェスティについてチーム代表を務めるトト・ウォルフは「才能豊かな若手というだけでなく、速く、そして思慮深く、チームがドライブに際して求めていることを正確に理解している」として、FP1での走行は「彼の成長における次のステップ」であると語った。
2021年にメルセデスの育成プログラムに加わったヴェスティは、ヤス・マリーナ・サーキットで行われた昨年末のF1ポストシーズンテストで初めて現行F1マシンをドライブした。
F1レギュレーションは各チームに対し、シーズン中に少なくとも1回、プラクティス1もしくは2において、F1出走経験が2戦以下のドライバーを起用しなければならないと定めている。
今季はまだ、どのチームもこれに関する計画を明らかにしていないが、ニック・デ・フリースがこの条件に該当したため、アルファタウリは開幕バーレーンGPで1回の義務を消化済みだ。
プレマ・レーシングからF1直下のF2に参戦するヴェスティはシーズン前半の20レースを終えてランキング2位につけており、ザウバー育成傘下のテオ・プルシェール(ARTグランプリ)と12点差でタイトル争いを繰り広げている。