史上初…フェルスタッペン、F1カタールGP決勝を待たずにタイトル3連覇の可能性
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マックス・フェルスタッペン（レッドブル）は次戦F1カタールGPの決勝レースを前に3年連続となるドライバーズ・チャンピオンシップを獲得し、更なる「F1史上初」を樹立する可能性がある。それも可能性はかなり高い。
ルイス・ハミルトン（メルセデス）が日本GPで5位に終わった事で、2023年シーズンのタイトル争いはフェルスタッペンと僚友セルジオ・ペレスの一騎打ちに絞られた。
鈴鹿サーキットでの53周を終えてランキング首位のフェルスタッペンはトータル400点の大台に乗せた。2位ペレスは223点。177点差だ。
フェルスタッペンはカタールGPを終えた段階で、ペレスに146点差以上をつければ3度目のタイトルを手にする事になるが、2021年以来となるロサイル・インターナショナル・サーキットはスプリントが採用される。
ロサイル・インターナショナル・サーキット、2021年11月18日F1カタールGP開催前日 (4)
2021年に導入されたF1スプリントと呼ばれる約100kmのショートレースでは、トップ8フィニッシャーに対して優勝者から順に8-7-6-5-4-3-2-1のポイントが与えられる。
フェルスタッペンがカタールGPのスプリントで6位以上、つまり3ポイント以上を追加するとペレスの順位に関係なくチャンピオンシップが決する。フェルスタッペンが7位以下に終わった場合でさえ、ペレスは3位以上でスプリントを終える必要がある。
本戦を前にスプリントで選手権が決すれば当然、史上初の出来事となる。
例えばスプリントでリタイヤを喫してペレスが優勝したとしても、フェルスタッペンは決勝レースで3点を追加しさえすれば良い。決戦が日曜のレースにまでもつれ込み、フェルスタッペンが決勝でリタイヤしたとしてもペレスは優勝しなければならない。いずれせよアメリカGPを前にタイトルが決する可能性は極めて高い。
スプリントでタイトルが確定した場合、レッドブルとフェルスタッペンは本戦を前にどんちゃん騒ぎをするのだろうか？ それともアルコールの誘惑を必死にこらえ、日曜の夜にパーティーを催すのだろうか？ ハンナ・シュミッツを含むレッドブルのストラテジストは難しい決断を迫られそうだ。。