イギリス国旗(ユニオンジャック)とFIA及びF1旗、2015年F1イギリスGPにて
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FIA国際自連、Covid-19行動規範とカレンダー及び各種規約変更を承認

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今年2度目となる世界モータースポーツ評議会(WMSC)が6月19日(金)にオンライン上で開催され、欧州8戦から成る2020年シーズンの改訂版カレンダー及び2020年・2021年の各種レギュレーション変更が承認された他、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のためのガイドラインが国際スポーツ規約の附則として追加された。

2020年F1改訂版カレンダー

モンツァに続くイモラあるいはムジェロでのグランプリ開催計画の発表が期待されたが、6月頭に発表されたヨーロッパでの8レースから構成される開催スケジュールの承認に留まった。

ラウンド 開催国 会場 日時
開幕 オーストリア レッドブル・リンク 7月3日-5日
2戦 オーストリア レッドブル・リンク 7月10日-12日
3戦 ハンガリー ハンガロリンク 7月17日-19日
4戦 イギリス シルバーストン 7月31日-8月2日
5戦 イギリス シルバーストン 8月7日-9日
6戦 スペイン カタロニア・サーキット 8月14日-16日
7戦 ベルギー スパ・フランコルシャン 8月28日-30日
8戦 イタリア モンツァ 9月4日-6日

COVID-19ガイドライン

新型肺炎パンデミックに関する世界情勢は絶えず変化し続けており、FIA理事会は世界保健機関(WHO)との協議を経て、FIAメディカル・コミッション会長のジェラール・サイヤン教授の指示のもと「モータースポーツへの復帰」と題したガイドラインを作成した。

これにはシリーズ復帰が可能となった際にイベントを運営するためのベスト・プラクティスが示されており、F1の他、FIA-F2選手権やFIA-F3選手権、ポルシェ・スーパーカップといった国際シリーズなどの再開を念頭に、”附則S”と言う形で国際スポーティング規約への追加が承認された。ボリュームとしてはA4サイズで15ページ規模のものとなる。

なお、安全確保と感染拡大抑止のためのこの新たな行動規範は、他の選手権や他のモータースポーツカテゴリーにも拡大される見通しだという。

各種レギュレーション変更

2020年~2022年のテクニカル及びスポーツレギュレーションに関する5月27日の電子投票による承認に続き、F1チーム及びホンダを含むパワーユニットメーカー、そしてFIAの3者間で更なる調整のための議論が行われた。

2020年スポーツ競技規則の変更

COVID-19の世界的流行に伴い、滞りなくレースを運営するための調整が多数承認された。具体的には以下の通り。

  • 必要に応じ、スチュワードの遠隔オペレートを例外的に認める
  • 行動制限などによる環境変化に伴いカーフュー(作業門限)を調整
  • 柔軟性を持たせるため、タイヤ配分規定を改正
  • スターティンググリッドへの入場制限の導入
  • スタートやレース再開といった手順の調整
  • 表彰台セレモニーの定義変更

2020年・21年の技術規則の変更

  • 第5.1.6条(部分負荷燃料質量流量)の追加
  • 新導入のホモロゲーションパーツに関する第22条の調整

2021年スポーツ競技規則の変更

  • 空力試験制限の改善

2021年技術規則の変更

コスト削減を目的として以下の2つの変更が承認された。

  • チームが1年間で使用できるソフトウェアのバージョン数の制限
  • 1年で承認を受ける事が出来る燃料配合数とエンジンオイル仕様の制限