スクーデリア・フェラーリの2024年型F1マシン「SF-24」サイドポッドとフロント・サスペンション
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フェラーリF1、2024年新車「SF-24」発表!目指したのはドライバーが性能を引き出せるシングルシーター

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スクーデリア・フェラーリは2024年2月13日(火)、2024年のFIA-F1世界選手権でシャルル・ルクレールとカルロス・サインツがドライブするマラネッロ通算70代目のF1シングルシーター「SF-24」を世界初公開した。

スクーデリア・フェラーリの2024年型F1マシン「SF-24」とシャルル・ルクレールとカルロス・サインツ、フレデリック・バスール代表Courtesy Of Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリの2024年型F1マシン「SF-24」とシャルル・ルクレールとカルロス・サインツ、フレデリック・バスール代表

コンストラクターズ・タイトルの獲得から15年、キミ・ライコネンが世界王者に輝いてから16年。マラネッロのチームが最後に栄光を味わったのは随分昔の事だ。

昨年型「SF-23」は決して遅いクルマではなかった。実際、レッドブル以外にトップチェッカーを受けた唯一のクルマであり、年間22戦の中で7回のポールポジションを獲得する速さを見せた。ただレースペースで及ばなかった。

マラネッロのF1部門、ゲスティオーネ・スポルティーバ(GES)はこのクルマの「95%」を変更してSF-24を作り出した。再設計されたシャシー、ノーズからリアに至るまでの基本的な空力構成にも多くの変更が加えられ、ギアボックスとサスペンションにも手が入れられた。

エンリコ・カルディーレ率いる設計チームはドライバビリティを重視し、予測通りに反応するクルマをルクレールとサインツに提供することを目指した。 要はドライバーの巧みなドライビングスキルを存分に活かせるマシン、パワーユニットのポテンシャルを限界まで引き出せるマシンということだ。

SF-24についてルクレールは「過敏なところが薄まって、これまでよりもドライブしやすいマシンになった。これはドライバーが上手くやるために必要な要素だ。幾つかのエリアで一歩前進しているといいね。シミュレータで走った限りでは、僕らは望んでいた場所にいると思う」と語った。

スクーデリア・フェラーリの2024年型F1マシン「SF-24」全景 (2)Courtesy Of Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリの2024年型F1マシン「SF-24」全景 (2)

スクーデリア・フェラーリの2024年型F1マシン「SF-24」全景 (4)Courtesy Of Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリの2024年型F1マシン「SF-24」全景 (4)

過去数年はロッソ・コルサに黒を組み合わせる流れが続いていたが、3代目のグランドエフェクトカーからは後者が減少し、白色と黄色のラインがあしらわれた。

ローンチ後、スクーデリアはフィオラノ・サーキットでSF-24のシェイクダウンを実施。14日(水)にもフィルミングデーを利用して再び計200kmのテスト走行を行う。SF-24はその後、プレシーズンテストに向けてバーレーンに輸送される。

スクーデリア・フェラーリの2024年型F1マシン「SF-24」全景 (5)Courtesy Of Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリの2024年型F1マシン「SF-24」全景 (5)