国際自動車連盟（FIA）が作り上げたシングルシーターのヒエラルキーの頂点に君臨するF1。その直下にはFIA-F2選手権とF3が存在するが、最高峰のF1マシンは、ジュニアカテゴリーのマシンと比較して一体どれくらい速いのだろうか？

そんな疑問に答えるべくF1は、3シリーズ各々の予選セッションでのオンボード映像を横並びにした動画を作成し公開した。舞台はマシンの総合力が問われるカタロニア・サーキットだ。最高峰F1からは、ディフェンディング・チャンピオンのルイス・ハミルトン（メルセデス）が、F1の登竜門に位置付けられるF2からは周冠宇（ユニ・ヴィルトゥオーシ）が、そしてF3からはオスカー・ピアストリ（プレマ）が選ばれた。

F1マシンはセクター1を21.393秒で、F2はこれに遅れる事3.557秒で、そしてF3は5.17秒遅れで通過。1周4,655mのコースをフィニッシュするまでにF2はF1マシンに対して13秒017遅れ、F3は17秒702遅れた。このタイム差はF1マシンが6周でF2を、4周でF3を周回遅れにするスピードを持つ事を示している。

以下はF1、F2、F3マシンのエンジン、馬力、車両総重量をまとめた表だ。最も排気量が低いF1が最速というところに時代を感じる。