2021年10月24日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されたF1アメリカGP決勝レース1周目のターン1の様子
Courtesy Of Alfa Romeo Racing

2人のF1王者が僅差の首位争い、角田裕毅も健闘 上位キープ / F1オーバーテイク賞ランク 第17戦アメリカGP終了時点

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サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われたF1第17戦アメリカGPの決勝レースでは、エンジン交換ペナルティによる後方18番手から10位入賞を飾ったセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)が最多オーバーテイクを記録。ランキングトップの座を守った。

あともう数周あれば角田(9位)を捉える事ができたかも」とレース後に語ったベッテルは、キミ・ライコネン、ジョージ・ラッセルと並ぶ最多6回の追い抜きを記録。ランド・ノリス、フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール(各5回)を抑えた。

オーバーテイクランク / アメリカGP終了時点
順位 ドライバー オーバーテイク数
1 セバスチャン・ベッテル 102
2 フェルナンド・アロンソ 101
3 カルロス・サインツ 95
4 ランス・ストロール 90
4 セルジオ・ペレス 90
6 ダニエル・リカルド 89
7 キミ・ライコネン 84
8 角田裕毅 79

オースティンでのレースを終えてベッテルとアロンソが3桁の大台に足を踏み入れた。2人の偉大なワールドチャンピオンの背後にはサインツが迫る。

予選で今季5回目、2戦連続となるQ3進出を果たして10番グリッドを掴んだ角田裕毅は、ソフトタイヤスタートというハンデを負いながらも、計5回のオーバーテイクを積み重ねてランキング8位を守った。

シーズンを通して最も多くのオーバーテイクを記録した勇敢なドライバーを表彰するため、F1は今年「クリプトコム・オーバーテイク・アワード(Crypto.com Overtake Award)」を創設した。受賞者にはシーズン終了後にトロフィーが授与される。

オーバーテイク回数の記録は、1周を20〜25個に分割したミニセクター毎の順位を元に計算される。連続したミニセクター間で順位変動があった場合、先行したドライバーに1回のオーバーテイクが加算される。

1周目の追い抜きは記録の対象外で、スピンやクラッシュ、ピットイン、テクニカルトラブル等の理由によってスローダウンした車両を追い抜いた場合もカウントされない。

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