F1モナコGP決勝:降格ペナで上位グリッド変動、気になる天気と最速タイヤ戦略
日本時間5月28日(日)22時にスタートを迎える2023年シーズンのFIA-F1世界選手権第7戦、第80回モナコGPのスターティング・グリッドと予想される最速タイヤ戦略、そして気になる天気を見ていこう。
スターティング・グリッド
フェラーリから後続のトラフィックに関する警告がなかったがために、意図せず予選Q3でランド・ノリス(マクラーレン)の走行を妨害したシャルル・ルクレールに3グリッド降格処分が下された。
これによりルクレールは6番手に降格となり、エステバン・オコン(アルピーヌ)が3番手に、フェラーリの僚友カルロス・サインツが4番手に、そしてルイス・ハミルトン(メルセデス)が5番手に昇格した。
同じく予選では、ランス・ストロール(アストンマーチン)が計量ブリッジ違反に関する調査を受けたが、これに関してスチュワードはお咎めなしの裁定を下した。
ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)が最前列2番グリッドに着く。角田裕毅(アルファタウリ)は9番グリッドから今季3回目の入賞を目指す。
Pos | Driver | Team | Qualifying |
---|---|---|---|
1 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1(-) |
2 | F.アロンソ | アストンマーチン | 2(-) |
3 | E.オコン | アルピーヌ | 4(+1) |
4 | C.サインツ | フェラーリ | 5(+1) |
5 | L.ハミルトン | メルセデス | 6(+1) |
6 | C.ルクレール | フェラーリ | 3(-3) |
7 | P.ガスリー | アルピーヌ | 7(-) |
8 | G.ラッセル | メルセデス | 8(-) |
9 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 9(-) |
10 | L.ノリス | マクラーレン | 10(-) |
11 | O.ピアストリ | マクラーレン | 11(-) |
12 | N.デ・フリース | アルファタウリ | 12(-) |
13 | A.アルボン | ウィリアムズ | 13(-) |
14 | L.ストロール | アストンマーチン | 14(-) |
15 | V.ボッタス | アルファロメオ | 15(-) |
16 | L.サージャント | ウィリアムズ | 16(-) |
17 | K.マグヌッセン | ハース | 17(-) |
18 | N.ヒュルケンベルグ | ハース | 18(-) |
19 | 周冠宇 | アルファロメオ | 19(-) |
20 | S.ペレス | レッドブル | 20(-) |
想定されるタイヤ戦略
モナコでのオーバーテイクが殆ど不可能である事は周知の事実であり、トラックポジションが最重視されるため、原則として全車が1ストップ戦略を採ることになる。
ピレリのシミュレーションによると理論的に最も速いのはミディアムからハードに繋ぐ1ストッパーで、ピットストップ・ウインドウは20~25周目にオープンになると予想されている。
代替戦略はソフトを履いてグリッドに着き、15~20周目にハードタイヤに履き替えるというものだ。スタート時の高いグリップ力を活かしてポジションアップを狙う者もあるかもしれない。
気になる天気は…
週末以前の段階では雨の可能性が比較的高かったものの、現時点では暖かい晴れ模様となる見通しで、降水確率は10%と低い。