仏マルセイユ、18年の「F1 Live」開催地に名乗り。F1フランスGP復活の相乗効果狙う
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フランス・マルセイユ市長は、今季初めて開催されたF1関連特別イベント「F1 Live」の誘致に積極的な姿勢をみせている。今年イギリス・ロンドンのトラファルガー広場で行われた同イベントには、現役ドライバーや歴代のレジェンド・ドライバーらが多数参加し公道でデモランを披露、大盛況の内に幕を閉じた。その模様はYoutubeでも生配信され、世界中のF1ファンがリバティ・メディアによる新しいF1の世界を堪能した。
定期的な開催が行われるかどうかは未定であるものの、来年は10年ぶりにフランスGPがカレンダーに戻ってくるため、話題と注目を集めるためにフランス国内で開催される可能性は否定できない。会場のポール・リカール・サーキットはマルセイユ近郊のル・キャステレ村にあり、行き来は容易だ。マルセイユ市のジャン・ロアッタ副市長によれば、今後FOM側との協議を行い誘致に向けて取り組んでいくとしている。
開催候補地としては、ヨーロッパ地中海文明博物館(MuCEM)周辺が見込まれており、現在開催地選定と共にセキュリティ面での対策が検討されているという。MuCEMは地中海を臨む市街中心部に位置しており、開催地としては申し分ない。仏建築家ルディ・リッチオッティが手がけた博物館は、海面のゆらぎを表現したような独特のファサードを持ち、市内有数の観光地となっている。
creativeCommonsPierre Metivier、個性的な外観のMuCEM