F1ラスベガスGP決勝:ペナ適用後のグリッドと最速タイヤ戦略、気になる天気は…

ピレリのブランディングが施されたスフィア、2023年11月16日(木) F1ラスベガスGP(ラスベガス市街地コース)Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

ラスベガス市街地コースを舞台として、FIA-F1世界選手権第22戦ラスベガスGPの決勝レースが現地11月18日(土)夜22時にスタートを迎える。スターティング・グリッドと予想される最速タイヤ戦略、気になる天気を見ていこう。

スターティング・グリッド

3基目のES(バッテリー)投入により予選2番手のカルロス・サインツ(フェラーリ)は10グリッド降格の12番グリッドに着く。

ダブルイエロー無視のランス・ストロール(アストンマーチン)は角田裕毅(アルファタウリ)と共に最後列19番手に並ぶ。

フロントロウに並ぶのはポールシッターのシャルル・ルクレール(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だ。

以下は暫定スターティンググリッド。決勝直前に発表される正式版との差異が発生した場合は更新される。予選順位との変動値を合わせて記す。

Pos No Driver Team Qualifying
1 16 C.ルクレール フェラーリ 1(-)
2 1 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダRBPT 3(+1)
3 63 G.ラッセル メルセデス 4(+1)
4 10 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー 5(+1)
5 23 A.アルボン ウィリアムズ・メルセデス 6(+1)
6 2 L.サージャント ウィリアムズ・メルセデス 7(+1)
7 77 V.ボッタス アルファロメオ・フェラーリ 8(+1)
8 20 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ 9(+1)
9 14 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス 10(+1)
10 44 L.ハミルトン メルセデス 11(+1)
11 11 S.ペレス レッドブル・ホンダRBPT 12(+1)
12 55 C.サインツ フェラーリ 2(-10)
13 27 N.ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ 13(-)
14 3 D.リカルド アルファタウリ・ホンダRBPT 15(+1)
15 4 L.ノリス マクラーレン・メルセデス 16(+1)
16 31 E.オコン アルピーヌ・ルノー 17(+1)
17 24 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ 18(+1)
18 81 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス 19(+1)
19 18 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス 14(-5)
20 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダRBPT 20(-)

想定されるタイヤ戦略

データ量が限られているため通常以上に不確実性が高いが、ピレリのモータースポーツ部門を率いるマリオ・イゾラは「ハードとミディアムが50周を戦うのに最適なコンパウンドであることは明らかだ」と説明した。

ただし、路面の改善や気象条件の変化によって、予選で各車を悩ませたグレイニングの問題が緩和されれば、1ストッパーが最速だろうとも予想した。

グレイニングの懸念が解消されない限り、ソフトタイヤが最終スティント以外に使われる可能性は低いものと思われる。

Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

2023年11月18日F1ラスベガスGPタイヤ戦略オプション

Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

2023年11月18日F1ラスベガスGPドライバー別温存タイヤセット

戦略に影響を与えるもう一つの要素はオーバテイク性だ。シャルル・ルクレール(フェラーリ)が言うように予想以上に追い抜きが難しい場合、トラックポジション重視の1ストッパーが選ばれる可能性が高まる。

気になる天気は…

レースが始まる土曜の現地22時は晴れの予報で、気温は11℃と、予選が行われた2日目より寒くなる見通しだ。

降水確率は20%と低くドライコンディションになる可能性が高い。

F1ラスベガスGP特集

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