2021年F1ヘルメットコレクション:ドライバー別画像とメーカー
2021年シーズンのF1世界選手権に参戦する全20名のドライバーのヘルメット画像及びメーカーに関する情報をまとめる。
F1に初めてフルフェイスヘルメットを持ち込んだのは1967年のスウェード・サベージとされており、今となっては信じがたい事だが、それ以前は誰もがフルフェイスなしでレースをしていた。
F1では2019年以降、最新規格「FIA 8860-2018」に準拠したヘルメットの装着が義務付けられているが、これはヘルメットメーカーのアライ(Arai)、スティーロ(Stilo)、ベル(Bell)、シューベルト(Schuberth)との共同研究を経てリリースされたものだ。
ヘルメットは一点もののオーダーメイドで、制作に際してはまず、ドライバーの頭部をスキャンして等身大モデルを作成するところから始まる。材質や製法に関しては企業秘密という事で詳細が伏せられているが、カーボンファイバーや耐火性のアラミド、防弾チョッキにも使われるケブラーを主材とする20枚ほどのレイヤーを重ねて成形される。
デザインに関してはスポンサーやチームの意向を踏まえなければならず、ドライバーが全てを好き勝手に決められるというものでもない。ヘルメットペイント会社としては英国の「JLF Design」やイタリアの「LuckyDesigne」がよく知られている。
ドライバー別ヘルメットメーカー一覧
大多数は2020年と同じメーカーのヘルメットを着用するが、ピエール・ガスリーはアライからベルに変更した。アルファタウリ・ホンダのチームメイト、角田裕毅は日本製を着用する。
メーカー別の使用者では、最も少ないのがイタリアのスティーロで、バルテリ・ボッタスとランス・ストロールの2名。逆に最も多いのはベルで、計11名がアメリカ製のヘルメットを着用する。
チーム | ドライバー | ヘルメットメーカー |
---|---|---|
フェラーリ | ルクレール | BELL |
サインツ | SCHUBERTH | |
レッドブル | フェルスタッペン | SCHUBERTH |
ペレス | SCHUBERTH | |
アルファタウリ | ガスリー | BELL |
角田裕毅 | ARAI | |
メルセデス | ハミルトン | BELL |
ボッタス | STILO | |
アストンマーチン | ベッテル | ARAI |
ストロール | STILO | |
マクラーレン | リカルド | ARAI |
ノリス | BELL | |
アルピーヌ | アロンソ | BELL |
オコン | BELL | |
アルファロメオ | ライコネン | BELL |
ジョビナッツィ | BELL | |
ウィリアムズ | ラッセル | BELL |
ラティフィ | BELL | |
ハース | シューマッハ | SCHUBERTH |
マゼピン | BELL |
メーカー別使用者数
シーズン | アライ | シューベルト | ベル | スティーロ |
---|---|---|---|---|
2018年 | 4人 | 3人 | 11人 | 2人 |
2019年 | 4人 | 4人 | 10人 | 2人 |
2020年 | 4人 | 3人 | 11人 | 2人 |
2021年 | 3人 | 4人 | 11人 | 2人 |