メルセデスF1のブラックリー工場内部の製造加工機械copyright Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

F1チーム、対コロナで一致団結「数日以内に”具体的成果”」人工呼吸器の製造支援

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イギリスを拠点とするF1チームとエンジンメーカーは現在、英国政府の要請に応える形で急遽、人工呼吸器の製造に関する支援のあり方・方法を模索しているが、早くも数日以内に何らかの具体的な成果が上がる見通しとなった。

レッドブル・ホンダやメルセデス、マクラーレンやレーシングポイント、ウィリアムズら英国拠点のチームは、フォーミュラ1、英国政府、およびロンドン大学病院やイノベートUKといった様々な組織と協力して、コロナウイルス感染者の治療に使用される医療機器の製造、または製造の支援方法の確立に向けて検討を進めている。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が拡大する国や地域では、重症患者に使用するための人工呼吸器が不足、あるいは今後不足する事が見込まれており、各国は生産スピードを上げて供給量を増やすための対策に追われている。

英国では今後数か月に渡って発生すると見込まれている危機への対処として、さらに20,000人分の人工呼吸器が必要になると見積もられている。F1は20日に声明を発表し「現在作業が急ピッチで進められており、数日以内に具体的な成果が出る事が期待される」と述べた。

F1チームはいずれもが高いレベルの設計・技術・製造能力を持っている。特に、3Dプリントに代表されるラピッドプロトタイピングとハイバリュー・マニュファクチャリング(高価値製造)に関しては高い専門性を備えており、この分野での貢献が期待されている。