
F1、Skyドイツと独占放送契約を締結…無料放送チャネルも確保
RTLの撤退発表に続き、F1とSky Deutschlandは6月22日(月)、F1放送の新たな独占契約を締結したと発表した。具体的な数字は公表されていないが長期契約との事で、2021年以降のドイツ国内におけるF1放送は有料サービスのSkyが独占し、記者会見を含む全セッションを生放映する。
ただし契約の一環としてSkyは、各シーズンにつき4レースを無料放送すると共に、レース終了後には無料放送チャンネル「スカイ・スポーツ・ニュースHD」を通して30分のハイライト番組を放送する。同番組では、レースハイライトやドキュメンタリー、スタジオ収録コンテンツ等が毎日放送される。
この契約にはSkyが持つソーシャルメディア網やオウンドメディアでのコンテンツ配信も含まれており、1991年以降30年に渡って無料放送を続けてきたRTLの撤退にも関わらず、非契約者を含むドイツ国内のファンは、今後も様々なチャネルを通してF1に触れる事ができる。
また、Skyが持つ国際的な制作能力を活かし、国内初となる24時間365日に渡るF1専門チャンネルが開設される。更にスカイQの契約者には、全レースの4K放送が提供される。
F1のメディア・ライツ担当ディレクターを務めるイアン・ホームは次のように述べ、Skyとの長期契約を喜ぶ声明を発表した。
「F1とスカイの関係は長きに渡る。我々は熱狂的なファンのために放送サービスの強化という点で協力してきた。Skyの番組の質の高さとデジタルリーチが今後も強化されていくことを嬉しく思う」