F1改定カレンダー第2版、トスカーナGPとロシアGPの開催が正式決定
F1は第2戦シュタイアーマルクGPのフリー走行1の開始と同時に、2020年シーズンのレースカレンダーにムジェロ・サーキットでのトスカーナGPと、ソチ・オートドロームでのロシアGPを追加した事を正式発表した。
MotoGPカレンダーの常連であるムジェロはフェラーリが所有するコースで、F1グランプリを開催するのは今回が初となる。日程としてはモンツァでのイタリアGPの翌週末、9月11日から13日に設定されている。これはスクーデリア・フェラーリの世界選手権参戦1000レース目の節目となる。
イタリア国内ではこれまでに、モンツァ、イモラ、そして1957年に1度だけグランプリを開催した経験を持つペスカーラの市街地コースで世界選手権レースが行われてきた。ムジェロは4番目のサーキットとして新たにこれに加わる。開幕前に同地でテストを行ったセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールは、ムジェロが持つ流れるような高速特性を絶賛していた。
ムジェロでのグランプリは既報の通り「トスカーナGP」と命名された。正式名称は「FORMULA 1 GRAN PREMIO DELLA TOSCANA FERRARI 1000 2020 Mugello」と、スクーデリア参戦1000戦目の節目を表す”FERRARI 1000″が組み込まれた。ソチでのロシアGPの方は「FORMULA 1 VTB RUSSIAN GRAND PRIX 2020」となる。
トスカーナとロシアのグランプリが正式決定した事で、2020年の確定レース数は10レースへ増加した。F1は今後数週間でさらに多くのレースを発表する方針を示しており、依然として2020年シーズンに15~18戦を開催したいとしている。
F1改定カレンダー第2版
ラウンド | レース | 会場 | 日時 |
---|---|---|---|
開幕 | オーストリアGP | レッドブル・リンク | 7月3日-5日 |
2戦 | シュタイヤーマルクGP | レッドブル・リンク | 7月10日-12日 |
3戦 | ハンガリーGP | ハンガロリンク | 7月17日-19日 |
4戦 | イギリスGP | シルバーストン | 7月31日-8月2日 |
5戦 | 70周年記念GP | シルバーストン | 8月7日-9日 |
6戦 | スペインGP | カタロニア・サーキット | 8月14日-16日 |
7戦 | ベルギーGP | スパ・フランコルシャン | 8月28日-30日 |
8戦 | イタリアGP | モンツァ | 9月4日-6日 |
9戦 | トスカーナGP | ムジェロ | 9月11日-13日 |
10戦 | ロシアGP | ソチ | 9月25日-27日 |