バーニー・エクレストンが教える89歳で4人目の父となるための秘訣とは?
今年の10月に90歳を迎えるという事実を踏まえれば、バーニー・エクレストンがこの夏に男児の父となるとのニュースがF1コミュニティを賑わせている事に何ら不思議はないが、驚くべきことに当人にとってこの騒ぎは不可解らしい。
かつてF1を率いていた89歳の英国人は今週、妻ファビアナ・フロシ(41歳)が男児を妊娠した事を明らかにした。出産は7月に予定されている。世界に名だたる億万長者は2度の離婚を経て、F1ブラジルGPで知り合ったファビアナ・フロシと2012年に結婚し、現在は妻の母国ブラジル・サンパウロ北部のコーヒー農場で暮らしている。
如何にバイタリティに溢れていようとも、バーニー・エクレストンは30歳でもなければ50歳でもなく今年の秋に90歳を迎える超高齢者だ。一体何をどうこねくり回せばこの年で子供が出来るというのだろうか?
「何もおかしな事はないだろう?」とバーニー・エクレストン。Daily Mailとのインタビューでその秘訣の一端を明かした。
「ここ最近はあまり仕事をしていなかったから、”行為”のための時間はたっぷりあったんだ!」
F1を世界トップレベルのスポーツイベントにまで引き上げた仕掛け人は、2016年にリバティメディアがF1の商業権を買収した事に伴い、実態を伴わない「名誉会長」という役職を与えられ、その後自らこのスポーツから離れていった。
世界の頂点を極めた後の”失業”こそが「種の保存」への原動力を呼び起こし、子宝を戴くためのチャンスを作り上げたのかもしれない。
「彼女は感激しているよ」とバーニー・エクレストンは続ける。「皆が何を大騒ぎしているのかは分からないけどね。彼女のことを思うと本当に本当に嬉しい。彼女はこうなる事をここ何年も楽しみにしていたからね。これで安心して死ねるというものだ」
「楽しいよ。私はドラマは見ないしね。孫もいるし、また子供が出来るのなんて本当に楽しみだ」
バーニー・エクレストンには既に3人の娘がいる。最初の妻アイビー・バンフォードとの間にはデボラ(65歳)が、そしてスラヴィカ・ラディックとの間にはタマラ(35歳)とペトラ(31歳)に恵まれた。5人の孫と1人のひ孫を持つエクレストンは今年の夏に、”曽祖父”と”赤ちゃんの父親”という一見相容れない肩書を背負うことになる。
妻のファビアナはスイスの日刊紙BLICKに対して「他の親と同じように、私たちの願いはただ一つ、子供が健康に生まれてくることです。息子がF1に関わると言い出さない事を願っています」と語っている。母子ともに健康でありますよう。