Published: Updated:
3日間の日程で開催されたデイトナ24時間レース公式テスト”ROAR before the 24″の最終日は、2回のプラクティスと、今月末のレース週末に使用するガレージとピットの場所を決めるテスト予選が行われた。
ユナイテッド・オートスポーツから参戦しているフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は、予選で1分37秒515の個人ベストを叩き出し12番手、個人総合21番手でテストを締め括った。最速を記録したのはウェーレイン・エンジニアリング キャデラック31号車の元F1ドライバーのフェリペ・ナスル、アロンソより1.709秒速いパーソナルベストを刻み総合トップを決めた。
アロンソにとってはキャリア初のプロトタイプカー走行を経験した3日間、ランド・ノリスとフィル・ハンソンと共にオレカ23号車を共有し、計64ラップを走破した。18年マクラーレンのリザーブドライバーに就任したノリスは、アロンソに遅れること0.373秒の総合36番手、アジア・ルマン王者のハンソンはアロンソから1.281秒落ちの53番手で終えた。
ランス・ストロール(ウィリアムズ)有するジャッキー・チェンDCレーシング オレカ37号車は、かつて何度となくF1入りが囁かれたロビン・フラインスが13番手タイムを記録し23号車に続いた。ストロールは、最終プラクティスで自己ベストとなる1分37秒604を記録、個人総合24番手という結果とともにスピードウェイを後にした。
ジャッキー・チェンのもう1台、欧州の有力貴族ハプスブルク家のフェルディナント・ズヴォニミル・ハプスブルク=ロートリンゲンが乗る78号車は、マーティン・ブランドルの息子アレックスがオレカ勢最速となる1分37秒274をマークし9番手につけた。
かつてのF1ドライバー勢としては、ファン・パブロ・モントーヤが所属するチーム・ペンスキー アキュラ6号車が5番手、ブルーノ・セナのユナイテッド・オートスポーツ32号車が15番手につけた。昨年のインディ500で佐藤琢磨と熱戦を繰り広げたエリオ・カストロネベス有するアキュラ7号車は6番手という結果だった。
プロトタイプクラス テスト予選結果
POS | DRIVERS | TEAM | FASTEST |
---|---|---|---|
1 | マイク・コンウェイ フェリペ・ナスル エリック・カラン スチュワート・ミドルトン |
Whelen Engineering キャデラックDPi |
1:35.806 |
2 | トリスタン・ボーティエ マット・マクマリー エドワード・チーバー |
Spirit of Daytona キャデラックDPi |
1:36.037 |
3 | ジョアン・バルボーザ フェリペ・アボークァキ クリスチャン・フィッティパルディ |
Mustang Sampling キャデラックDPi |
1:36.135 |
4 | ライアン・ハンター=レイ レンガー・バン・ダル・ゾンデ ジョーダン・テイラー |
コニカミノルタ DPi-V.R キャデラックDPi |
1:36.481 |
5 | シモン・パジェノー ファン・パブロ・モントーヤ デイン・キャメロン |
Team Penske アキュラDPi |
1:36.988 |
6 | グラハム・レイホール リッキー・テイラー エリオ・カストロネベス |
Team Penske アキュラDPi |
1:37.231 |
7 | ニコラ・ラピエール ヨハネス・ヴァン・オーファベック ピッポ・デラーニ |
Tequila Patron ESM 日産DPi |
1:37.245 |
8 | ジョナサン・ボマリート スペンサー・ピゴット ハリー・ティンクネル |
Mazda Team Joest マツダDPi |
1:37.263 |
9 | アレックス・ブランドル アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ フェルディナント・ズヴォニミル・ハプスブルク=ロートリンゲン ホーピン・タン |
ジャッキー・チェンDCR オレカLMP2 |
1:37.274 |
10 | ロバート・アーロン シモン・トルマー オースティン・シンドリック デブリン・デフランセスコ |
JDC-Miller Motorsports オレカLMP2 |
1:37.323 |
11 | ミーシャ・ゴックベルグ グスターボ・メネーゼス ステファン・シンプソン クリス・ミラー |
JDC-Miller Motorsports オレカLMP2 |
1:37.331 |
12 | フェルナンド・アロンソ フィル・ハンソン ランド・ノリス |
United Autosports リジェLMP2 |
1:37.515 |
13 | ロビン・フラインツ フェリックス・ローゼン・クビスト ランス・ストロール ダニエル・ジュンカデラ |
ジャッキー・チェンDCR オレカLMP2 |
1:37.697 |
14 | パトリシオ・オワード ジェームス・フレンチ ケイル・マッソン |
Performance Tech Motorsports オレカLMP2 |
1:37.707 |
15 | ブルーノ・セナ ヒューゴ・デ・サーデリア ウィル・オーウェン ポール・ディ・レスタ |
United Autosports リジェLMP2 |
1:37.779 |
16 | スコット・シャープ オリヴィエ・プラ ライアン・ダルジール |
Tequila Patron ESM 日産DPi |
1:37.857 |
17 | セバスチャン・サーベドラ ロベルト・ゴンザレス グスターボ・ヤカマン ニコラス・ボール |
AFS/PR1 Mathiasen Motorsports リジェLMP2 |
1:37.905 |
18 | ジョエル・ミラー マルク・ドラムライト ライアン・カレン |
BAR1 Motorsports Multimatic/Riley LMP2 |
1:39.920 |
19 | ジョナサン・ベネット ロマン・デュマ コリン・ブラウン ロイック・デュバル |
CORE autosport オレカLMP2 |
1:40.018 |
20 | レネ・ラースト Tトリスタン・ヌネス オリバー・ジャービス |
Mazda Team Joest マツダDPi |
1:42.104 |
2018年IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ開幕「デイトナ24時間レース」は、1月25日から28日にかけてデイトナ・インターナショナル・スピードウェイにて開催される。フェルナンド・アロンソはデイトナ24のレース結果を踏まえて、ルマン24時間レースの参戦について評価を下す。