左からジム・フランス、ザク・ブラウン、フェルナンド・アロンソcopyright McLaren

Daytona24 公式テスト終えたアロンソ「準備は着々。夜間走行問題なし」も、新エアロキットに苦戦

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マクラーレンF1のフェルナンド・アロンソとランド・ノリスは、デイトナ24時間レース公式テストにユナイテッド・オートスポーツから参加、チームメイトのフィル・ハンソンと共に23号車リジェJS P217を駆り、計2,400kmを走破した。

公式テスト”ROAR before the 24″は、夜間走行を含む7回のセッションと模擬予選で構成され、総走行時間は計510分に及んだ。3人共がデイトナ初走行となった23号車、まずはマシンとトラックに慣れることからスタートし、徐々にペースを上げていった。だが、3日間を通じてキャデラックやアキュラ等のライバルに大きく差をつけられ、最終日のテスト予選ではトップから1.709秒遅れとなるクラス全20台中12位に留まった。

「テストはポジティブだったけど、もっとペースを上げていかないとね」とアロンソ。「デイトナでの初めての走行だったわけだけど、良い経験になったよ。マシン共有しながら走るって事を経験できたおかげで、レースに向けて準備が整ってきたと感じてる。ランドやフィル、そしてチームと一緒に仕事ができて良かった」

「夜間のセッションでのドライビングについて言えば、サーキットが明るく照らされてたから特に大きな問題にはならなかったよ。F1でも幾つかナイトレースがあるしね。アメリカのファンから暖かい歓迎を受けた。レース本番でもっと多くのファンに会うのが待ちきれないよ」

アロンソにとっては初のプロトタイプカー・初の夜間走行であったが、個人総合21番手タイムを刻み、23号車の中で最も速いタイムを記録、2度のF1チャンピオンの意地を見せた。18年マクラーレンのリザーブドライバーに就任したノリスは、アロンソに遅れること0.373秒の総合36番手、アジア・ルマン王者のハンソンはアロンソから1.281秒落ちの53番手で終えた。

ノリスによれば、23号車リジェJS P217のペース不足の原因は、新しい空力パーツの理解不足にあるという。

「毎日改善できたし、23号車のドライバーの皆とは上手く働けたけど、車のパフォーマンスに関しては改善の余地があるね」とノリス。「リジェの新しいエアロキットを使うのは初めてだったから、ライバル勢と比較しながらキャッチアップするために頑張った。3日間で7回のセッションがあったけど、3人で1台を走らせるから、実際にコックピットにいる時間は本当に短いんだ。でも楽しい経験になった」

テストが終了したことで後は今月末の25日の公式予選を控えるのみであるが、ユナイテッド・オートスポーツのチーム代表を務めるリチャード・ディーンは、挽回を疑ってはいない。

「3日間で非常に多くの事を学ぶことが出来ましたし、大量のデータを収集することが出来ました。これから分析にあたる予定です。レースではライバルに比べて良いペースを掴めると確信しています。テストは大きな挑戦となりましたが、とても重要なイベントとなりました」

「我々が普段ヨーロッパで使用している設備や機械をアメリカ仕様に適応させる必要がありました。要件がまったく異なりますので。その点でもチーム全員が非常に頑張ってくれました。この1週間の経験によって、我々は更に強くカムバックできますし、周到に準備をしていきたいと思います」

アロンソとノリスのデイトナ参戦の背景には、マクラーレンCEOのザク・ブラウンがユナイテッド・オートスポーツ会長を兼任している事が挙げられる。同チームにとっては昨年に続いて2度目のデイトナ参戦であり、32号車のブルーノ・セナを除く全員がデイトナ初走行となる。

世界三大耐久レースの一つに数えられる同レースは今年で56回目、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦として1月25日から28日にかけて行われる。舞台となるのはデイトナ・インターナショナル・スピードウェイ。最大バンク角31度のオーバルとインフィールドセクションを組み合わせた1周5.7kmのトラックは、全12コーナーで構成される。

「デイトナ24時間レース2018」はJ SPORTS3での放送が決定している他、J SPORTSオンデマンドでは24時間フルLIVE配信される予定となっている。視聴にはスカパーひかりTVとの契約が必要となる。