カルロス・サインツ(フェラーリ)の前方を走行するルイス・ハミルトン(メルセデス)、2024年6月8日F1カナダGPフリー走行
Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

ハミルトン、0.4秒差でフェルスタッペンをリード!リカルド6番手に対し角田裕毅は15番手 / F1カナダGP 2024《FP3》結果と詳報

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ルイス・ハミルトン(メルセデス)がマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に0.374秒差をつけ、2024年F1第9戦カナダGPの公式予選直前の3回目のフリー走行でタイムシートのトップに立った。角田裕毅(RB)は15番手でクルマを降りた。

フェルスタッペンに1-2を阻止されたものの、ジョージ・ラッセルも2番手に0.034秒差の3番手をマーク。メルセデスW14は1時間の最終プラクティスで誰よりも印象的なパフォーマンスを見せた。ハミルトンはジル・ビルヌーブ・サーキットで7度の優勝経験を誇る。

メルセデスは今週末、前戦モナコGPでラッセルのみが使用した新型フロントウイングを2セット持ち込んだが、スペアが限られているため、損傷への懸念から金曜は装着を控えていた。

ERS(エネルギー回生システム)のトラブルによりFP2で走行僅か4周に終わったフェルスタッペンは「ステアリングが凄くおかしい」「クルマが酷く上下に飛び跳ねている。特にターン1のブレーキングで酷い」とクルマへの不満を訴えた。

初日のトラブルを受けレッドブルは2日目に向けて、フェルスタッペンのクルマのパワーユニットを以前使用していたものに載せ替えたようだ。

雨の影響でFP1は事実上の中止となり、金曜2回目のフリー走行も半分近くが雨による影響を受けた事から、上空を雲が広く覆ったものの最後までドライ・コンディションに恵まれたFP3はいずれのチームにとっても貴重な走行機会となったが、完全にクリーンなセッションとはならなかった。

開始早々、周冠宇(ザウバー)がターン1の出口でスピンを喫し、ターン2のバリアに衝突。6分近くに渡って赤旗中断となった。今季末限りで契約が終了する周冠宇はFP1でも赤旗の原因を作った。

アレックス・アルボン(ウィリアムズ)は最終盤のフライング・ラップで悪名高きチャンピオンズ・ウォールに衝突。こちらは辛うじてピットに戻ったが、クルマの損傷により残り10分近くを失った。ジェームズ・ヴァウルズ代表は「ステアリングアームのトーリンクが壊れた。他の部分はすべて問題ない」と説明した。

フェルスタッペンも同じ様にチャンピオンズ・ウォールと接触したが、こちらは幸いにもクルマへのダメージはなかったようだ。

2014年のカナダGPウィナー、ダニエル・リカルドは6番手を記録。15番手に留まったチームメイトの角田裕毅に対して0.437秒差をつけた。角田裕毅は全体的にグリップが不足していると訴えた。

有力候補の一角と見なされるフェラーリのシャルル・ルクレールは10番手に留まった。セッションの序盤には「ブレーキがまだダメ」と不満を漏らし、終盤にはクルマが「酷く遅い」と訴えた。僚友カルロス・サインツは12番手でクルマを降りた。

他よりもタイヤを上手く機能させ、初日に上位に並んだアストンマーチン勢はランス・ストロールが4番手、フェルナンド・アロンソが8番手につけた。


全3ラウンド、計1時間が予定されるF1カナダGPの公式予選は、日本時間6月8日(土)29時からジル・ビルヌーブ・サーキットにて行われる。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2024年F1第9戦カナダGPフリー走行3(FP3)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:12.549 30
2 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダRBPT 1:12.923 +0.374 31
3 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:12.957 +0.408 32
4 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:13.026 +0.477 26
5 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン・メルセデス 1:13.266 +0.717 31
6 3 ダニエル・リカルド RB ホンダRBPT 1:13.279 +0.730 33
7 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:13.293 +0.744 31
8 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーチン・メルセデス 1:13.340 +0.791 29
9 11 セルジオ・ペレス レッドブル・ホンダRBPT 1:13.342 +0.793 28
10 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:13.349 +0.800 28
11 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:13.439 +0.890 29
12 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1:13.570 +1.021 33
13 77 バルテリ・ボッタス ザウバー・フェラーリ 1:13.642 +1.093 31
14 2 ローガン・サージェント ウィリアムズ・メルセデス 1:13.663 +1.114 30
15 22 角田裕毅 RB ホンダRBPT 1:13.716 +1.167 30
16 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ・ルノー 1:13.737 +1.188 28
17 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ 1:13.777 +1.228 26
18 23 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 1:13.880 +1.331 22
19 31 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 1:14.075 +1.526 30
20 24 周冠宇 ザウバー・フェラーリ 1:18.656 +6.107 4

コンディション

天気曇り
気温22℃
路面温度37℃

セッション概要

グランプリ名 F1カナダGP
セッション種別 フリー走行3
セッション開始日時

サーキット

名称 ジル・ビルヌーブ・サーキット
設立 1978年
全長 4361m
コーナー数 14
周回方向 時計回り

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