タチアナ・カルデロン、イタリアのフィオラノ・サーキットにて 2018年11月18日
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「貴重な経験、今後に生かしたい」とタチアナ・カルデロン、伊フィオラノでのF1テスト全行程を完了

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17日と18日の2日間に渡って行われたタチアナ・カルデロンのF1テストが無事に終了。アルファロメオ・ザウバーのテストドライバーを務める女性ドライバーのカルデロンは、ハイブリッドターボ以前の2013年型「Sauber C32」のステアリングを握り、伊フィオラノ・サーキットで行われた2日間のテストを完了した。

カルデロンは2日間で計202ラップ、距離にして594.89キロメートルを走り込み、予選とレースのシミュレーションに焦点を当てたテスト2日目に、初日の自己ベストを1.111秒上回る58秒802を記録した。

「今日も興味深いテストになりました」とカルデロン。「午前中は予選シミュレーション、午後はロングランに集中したプログラムを消化しました。全体として、2日間のテストは腕を磨く上で非常に有益でしたし、貴重な経験を得る機会となりました」

「チームはプログラムの準備と実施において素晴らしい仕事をしてくれました。サーキットもそうですがマシンも快適でした。今回学んだ事を今後の活動に生かしていきたいと思います」

カルデロンは先月30日、メキシコで行われたプロモーションイベントで現行「Sauber C37」をドライブし、レギュレーションで許可された最大距離目一杯の約100kmを走行。ラテンアメリカ出身の女性レーサーとして初めて公式の場でF1マシンを走らせた。