2019年 F1第20戦ブラジルGP：パワーユニット投入状況 / ルクレールとクビサが交換を実施
FIA国際自動車連盟の正式発表を元に、2019シーズンF1第20戦ブラジルGP予選終了時点での、各ドライバー毎のパワーユニット使用状況を以下にまとめる。ラスト2戦というタイミングで、2台のマシンが新たなコンポーネントの封を切った。
週末に先立っては、前戦アメリカGPでオイル漏れのトラブルに見舞われたフェラーリのシャルル・ルクレールが、今季4基目となる内燃エンジンを投入。10グリッド降格を受けた。
予選前には、ウィリアムズのロバート・クビサが今季2基目となるES及びCEを投じた事が発表された。クビサは前日のFP2でクラッシュを喫しており、予備用のシャシーを組み直して2日目に臨んでいた。こちらは降格の対象外となる。
1.6リッターV6ハイブリッド・ターボ導入6年目の今年は、ICE=内燃エンジン、TC（ターボチャージャー）、MGU-Hが年間3基、ES（バッテリー）、CE（コントロール・エレクトロニクス）、MGU-Kが年間2基までに制限され、これを越える交換を実施した場合はグリッド降格ペナルティが科せられる。
なお、ギアボックス交換を行ったのは全部で5台。カルロス・サインツ（マクラーレン）、アントニオ・ジョビナッツィ（アルファロメオ）、ピエール・ガスリー（トロロッソ・ホンダ）、セバスチャン・ベッテル（フェラーリ）、そしてケビン・マグヌッセン（ハース）がそれぞれ新品へと交換したが、いずれも規約で許された範囲内の交換となるため、降格ペナルティの対象外だ。
残り2戦、シャルル・ルクレールが初の降格を受けたために、パワーユニット交換に伴うグリッド降格ペナルティを受けていないのは、ワークスメルセデスの2台とハースのロマン・グロージャンの3台のみとなった。
F1ブラジルGP：パワーユニット投入状況
| Driver | ICE | TC | MGU-H | MGU-K | ES | CE |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ハミルトン | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 |
| ボッタス | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 |
| ベッテル | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 3 |
| ルクレール | 4 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 |
| フェルスタッペン | 5 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 |
| アルボン | 5 | 5 | 5 | 4 | 3 | 3 |
| リカルド | 5 | 4 | 4 | 4 | 3 | 4 |
| ヒュルケンベルグ | 6 | 4 | 4 | 3 | 2 | 3 |
| グロージャン | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 |
| マグヌッセン | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 3 |
| サインツ | 5 | 4 | 4 | 4 | 4 | 3 |
| ノリス | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 |
| ペレス | 5 | 5 | 5 | 4 | 2 | 2 |
| ストロール | 4 | 4 | 4 | 2 | 1 | 1 |
| ライコネン | 4 | 3 | 3 | 2 | 2 | 3 |
| ジョビナッツィ | 4 | 4 | 4 | 2 | 2 | 4 |
| クビアト | 7 | 7 | 7 | 6 | 3 | 3 |
| ガスリー | 7 | 5 | 5 | 5 | 3 | 3 |
| ラッセル | 3 | 3 | 3 | 2 | 3 | 3 |
| クビサ | 4 | 4 | 4 | 2 | 2 | 2 |
