ホンダF1の田辺豊治テクニカル・ディレクター
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ホンダF1、無念ポイント獲得ならず「パッケージとして速さが不足」

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ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは、11月11日(日)に行われたF1第20戦ブラジルGP決勝を終えて「パッケージとして速さが不足していた」と述べ、ノーポイントに終わったインテルラゴス・サーキットでのレース内容を振り返った。

トロロッソ・ホンダ勢は、17番グリッドのブレンドン・ハートレーが11位、9番グリッドのピエール・ガスリーが13位。1台がトップ10圏内からのスタートという事でポイント獲得が期待されたが、終始ペースが不足。目標を達成する事は出来なかった。

シャルル・ルクレールが7位入賞を果たし6点を加算した事でアルファロメオ・ザウバーとのポイント差が9点に拡大。チャンピオンシップ8位奪還の可能性が限りなくゼロに近づいた。

無念ポイント獲得ならず「パッケージとして速さが不足」

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

今日は2台ともに完走を果たしたものの、パッケージとしてポイントに届くだけの速さが足りておらず、ピエールはグリッドポジションを守り切ることができませんでした。残すはあと一戦のみとなりましたが、今週末得られたデータの分析を進め、最終戦に向けた準備を進めたいと思っています。

最後になりますが、コンストラクターズチャンピオンを獲得したメルセデスチームの皆さんに、ホンダを代表して祝辞を述べたいと思います。


71周で争われた決勝レースでは、ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを決め今季10勝目をマーク。メルセデスの5年連続となるコンストラクターズチャンピオンシップが決定した。2位はマックス・フェルスタッペン、3位はキミ・ライコネンという結果となった。

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