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F1ブラジルGP公式予選で7番手をマークしたフェルナンド・アロンソは、ダニエル・リカルドに10グリッド降格が科せられるため、日曜の決勝を3列目6番グリッドからスタートする。
終始上位10台に食い込む速さをみせたアロンソは、フォース・インディアやルノーといったライバル勢との大接戦を制し最終Q3ラウンドに進出、6番手セルジオ・ペレスに100分の2秒差まで迫った。チェッカー後に無線でポジションを確認したアロンソは短く鋭い「Yes!」を連発し結果を喜んだ。
来季マシンパーツの評価に時間を費やした事もあり、金曜初日には満足できるようなセットアップが得られなかったものの、チームは予選までに車を仕上げ、アロンソはこれを最大限に引き出した。
軽い雨はいつでもウエルカム
フェルナンド・アロンソ予選: 7位, FP3: 6位
難しいコンディションの予選だっただけに7位は嬉しい結果だね。路面は完全なドライだったけど、バイザーに雨粒が見えて自信がでてきたんだ。こういう時は、例え躊躇しそうになってもマシンを信頼してコーナーを攻めなきゃならないんだ。
昨日のマシンバランスとパフォーマンスには満足できていなかったけど、今日の車は改善して競争力が向上したんだ。6番グリッドはポイントを獲得する上で最高のスタートポジションだけど、明日ハミルトンとリカルドが挽回してくるのは間違いない。決勝は晴れのドライコンディションになると予想しているけど、出来る限りこの順位を守れるように全力を尽くすよ。もちろん簡単じゃない事くらい分かってるさ。
マクラーレン・ホンダにとって軽い雨はいつでもウエルカムだよ。ウェットでの僕らはドライの時より速い傾向にあるからね。明日はトップ10でフィニッシュすることが目標だ。土曜日は最高の一日になったから、明日どうなるのか楽しみだね。
2017年第19戦ブラジルGPの決勝は、日本時間11月13日(月)午前1時からインテルラゴス・サーキットで行われる。レースは全長4,309mのコースを71周することで争う。昨年の上位勢のタイヤ戦略は1ストップが主流。現地予報ではドライコンディションが予想されている。最後尾からのハミルトンの追い上げ、ハミルトンのサポートから開放されたボッタスの走り等、タイトルは決しているものの見どころは多い。