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「メルセデスに勝つのは難しい」とベッテル、ライコネンは通常営業 / F1ブラジルGP《初日》

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スクーデリア・フェラーリは、F1ブラジルGP金曜フリー走行でメルセデスとレッドブルに一步遅れを取った。セバスチャン・ベッテルは初日フリー走行の結果を振り返り、ライバルであるメルセデスとの差が大きいと感じている。ドライコンディションの中で行われたフリー走行では、両セッション共にルイス・ハミルトンが最速をマークし、1回目が0.542秒、2回目が0.360秒と差をつけられた。

1日目の結果を見る限り、メルセデスはフェラーリやレッドブルと比べ際立った速さを見せており、荒れた天候にならない限りベッテルが予選で前に出ることは難しい。場合によってはレッドブルにさえも前に行かれる可能性があり、フェラーリ陣営にとっては厳しい週末になりそうだ。

一方のライコネンはいつものように則天去私(そくてんきょし…身を天地自然にゆだね全てをありのままに受け入れること)の境地で「天候は変えられないし、それは全員にとって同じこと。バイブレーションがあったけど普通のこと」と語り、ライコネン節を炸裂させた。2日目土曜のセッションは雷雨が予想されており、予選はウェットコンディションになる見通しだ。

フェラーリ:ブラジルGP初日を終えて

セバスチャン・ベッテルFP1: 6位, FP2: 4位

雨が降らなかったから思ってたよりもたくさん走れたよ。今日は多くの周回を走り込めて良かったね。予選と決勝レースで速さを得るのには正しいバランスを見つけることが必要だけど、目の前の競争相手を倒すのは簡単じゃないだろうね。明日どうなるかか様子を見てみるよ。

キミ・ライコネンFP1: 3位, FP2: 6位

まだ金曜日だし、いつものように色んなことを試して学んでいる最中だよ。お決まりだけど、タイヤが重要な役割を果たすことになるだろうね。如何にしてタイヤのパフォーマンスを引き出し、長く持たせるかが大事なんだ。スティントの序盤にバイブレーションを感じたけど、別のタイヤセットを履いた時にはしばしば起こる事だし普通のことだよ。

今週末は気温がどうなるか分からないけど、天候を変えることはできないし、それは皆同じことさ。


ブラジルGP予選前最後の練習走行となる3回目のフリー走行は、日本時間11月12日(土)22時からインテルラゴス・サーキットで行われる。現地予報では豪雨が予想されており、ウェットコンディションになるものと見込まれている。ソフトとスーパーソフトのタイム差は小さく、デグラデーションの程度によって日曜のタイヤ戦略が分かれそうだ。

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