フェラーリ陣営、タイトル届かずも前向き「開発は続く、普段通りに優勝目指す」F1ブラジルGP《preview》
11月10日(金)22時から始まるF1ブラジルGPに先立って、スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンがそれぞれコメントを発表した。
ルイス・ハミルトンとメルセデスAMGが両タイトルを獲得したため、フェラーリとベッテルの選手権制覇の夢は潰えた。かねてよりチャンピオンシップを諦めていたベッテルだが、それが現実として目の前に起こってしまったメキシコGPでは、その失望を隠そうとはしなかった。
とは言えベッテルは、既にタイトル争いは終わった事であり今は目の前のブラジルGPに集中していると主張。一方のライコネンは、選手権は決したもののアプローチの仕方は何ら変わらないと語り、これまでと同じように優勝を目指して突き進むのみだとコメントした。
フェラーリ:F1ブラジルGPへの抱負
セバスチャン・ベッテル今年の学びを来季マシン開発に活かす
時間が経った事で少し落ち着いたよ。メキシコGPはすごく残念だったけどもう終わったことだし、今はブラジルでの新しい挑戦を楽しみにしてるんだ。最後の2つのグランプリでは、チームとして全てを上手くこなしてレースを楽しみたいと思ってるよ。
開発の手綱を緩めるつもりはないよ。今年はマシンの改善によってある程度アドバンテージを得られたし、将来に繋がるステップアップを果たせたと思う。開発は今も進行中だよ。来季のレギュレーションは殆ど変更されないから、今シーズン学んだ事を活かす余地が多いし、それを来年に役立てられるはずさ。
毎年縁石が変わる事を除けば、僕はこのサーキットが大好きだよ。まぁ、それは僕が決めることじゃないけどね。でも、全体的に本当に良い場所だし、ここでレースを楽しみにしてる。
キミ・ライコネンフェラーリのアプローチは変わらない
コーナーの数は多くないし短いサーキットだけど、インテルラゴスは素晴らしいトラックだよ。ここでのレースは本当に難しくて、大抵色んなアクシデントが起こるよね。僕としては、これまで良いレースと悪いレースの両方があったけど、いつもすごく楽しんでるんだ。
ここの天気は急変しがちだよね。ラップタイムが速いから他のマシンとすごく接近するんだ。ドライバーもコンストラクターもどちらのタイトルも決まっちゃっているけど、僕らの目標は変わらないよ。いつものように勝利を目指して全力で戦うつもりさ。