エリック・ブーリエ「マシンは満足できるレベルにない、改善の余地あり」F1ブラジルGP《初日》
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2017年のF1ブラジルGP初日を終えて、マクラーレンのチーム代表を務めるエリック・ブーリエは、まだマシンバランスは満足できるレベルになく改善の余地があると語り、土曜以降のセッションに向けて更にパフォーマンスを向上させる事を誓った。
金曜のフリー走行では多くのチームがそうであったように、マクラーレン・ホンダも来季に向けてのパーツや技術などをテストするために時間を費やした。フェルナンド・アロンソは10番手、ストフェル・バンドーンは13番手で初日を終えている。明日に向けての軌道修正のために、エンジニアは今夜膨大なデータの分析処理にあたる。
マクラーレン:F1ブラジルGP初日を終えて
エリック・ブーリエレーシングディレクター
午後は雨が降る可能性があったため、セッション中にウェットになる場合に備えてできるだけ走行プログラムを進めていこうと考えていました。運良くドライのままで終日走行することができました。来シーズンのマシンコンポーネントやアイディアを試したため、慌ただしく内容の濃いセッションとなりました。
今日はフェルナンドもストフェルも、マシンバランスに満足できない状態でセッションを終えました。最適なセットアップを手に入れるためには今夜多くの事をこなす必要があります。フェルナンド側はFP2でちょっとした問題が発生したため、プログラムの進行に遅れが生じました。
全体的に言えばそれほど悪い一日ではありませんでした。マシンパフォーマンスについては改善の余地があると考えています。
ブラジルGP予選前最後の練習走行となる3回目のフリー走行は、日本時間11月12日(土)22時からインテルラゴス・サーキットで行われる。現地予報では豪雨が予想されており、ウェットコンディションになるものと見込まれている。ソフトとスーパーソフトのタイム差は小さく、デグラデーションの程度によって日曜のタイヤ戦略が分かれそうだ。