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8日土曜に行われたF1オーストリアGP予選で、キャリア2度目のポール・ポジションを獲得したバルテリ・ボッタスは、チームメイトのチャンピオンシップ争いを助けるために、決勝でセバスチャン・ベッテルの前で故意に減速してレースをするつもりはないと述べた。
タイトル争いで首位ベッテルを追いかけるルイス・ハミルトンは予選3番手、ギアボックス交換のために科せられる降格ペナルティーのために、決勝では8番グリッドからスタートする事になる。ハミルトンの巻き返しのために、予選2番手のベッテルの前を塞ぐ形でわざと減速して走る戦略を取ったりするか?と質問されたボッタスは、そういった計画はないと一蹴した。
「事前のレース戦略の中にはそういったプランはないよ。僕らは良いスタートを切って勝利を掴み取らなきゃならないんだ。(そういう戦略を取ったとしたら)確かにルイスは舞い戻ってこれるだろうね。でも知っての通り、ここでそのようなゲームをするのは極めてトリッキーだよね。DRSゾーンに入られちゃうとスリップストリームを使われちゃうし、ここではたった1つのミスが勝利を遠ざけてしまうんだ。今のところ、そういったプランはないよ」
ボッタスの横にいたハミルトンも「バルテリが遅く走るのは理にかなってないね。そんなプランはないよ。彼はレースに勝つためにできるだけハードに攻めるべきだよ」と添えた。
8戦を終えた現在、ベッテルは153ポイントを獲得し、ハミルトンに14ポイント差をつけドライバータイトルをリードしている。