F1帝国築いたバーニー・エクレストンのドキュメンタリー「Lucky」発表…”セナ”脚本家が監督

バーニー・エクレストンCourtesy Of Red Bull Content Pool

F1帝国を築き上げたバーニー・エクレストンを題材とする8部構成のドキュメンタリー「Lucky」の制作が発表された。脚本と監督を担当するのは英国アカデミー受賞作「アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ」で脚本を書いたマニッシュ・パンディだ。

これはバーニー・エクレストンが如何にしてF1を世界的なモータースポーツに育て上げたのかを描くもので、F1を所有するリバティ・メディアからの許可を得て、過去の様々なシーンを収めた大量のアーカイブ映像と共に構成される。

既に制作はスタートしており、過去18ヶ月間に渡ってスイス・グシュタードにあるバーニー・エクレストンの自宅でマニッシュ・パンディ率いるJiva Maya社がカメラを回している。

元F1最高経営責任者は「私とF1の物語を誰かに託すのは初めてだ。マニッシュはそれをスクリーンに映し出せる唯一のストーリーテラーであり監督だと信じている」と語った。

F1を含むレーシングドライバーとしての短い活動の後、チームオーナーとしてこのスポーツに携わったバーニー・エクレストンはFOCA会長としてF1の商業権を手にすると、F1のあらゆる権利を統括して40年以上に渡ってF1を支配・発展させてきた。

そんなF1の仕掛け人は、2016年にリバティメディアがF1の商業権を買収した事に伴い、実態を伴わない「名誉会長」という役職を与えられ、その後自らこのスポーツから離れていった。

89歳となった昨年7月には妻ファビアナ・​フロシとの間に男児を設けた。既に3人の娘がいるため、バーニー・エクレストンにとっては4人目の子宝だった。

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了