サマーブレイク明けの初戦、2019年シーズンF1第13戦ベルギーGPは、8月30日(金)から9月1日(日)までの3日間の日程で開催される。舞台となるのはカレンダー最古の歴史を持ち、超高速のままに天に向かって登る名物コーナー「オー・ルージュ」擁するスパ・フランコルシャン。

前戦ハンガロリンクとは対照的に、スパは一周が7kmを超えるカレンダー最長のサーキット。王者メルセデスの場合、1周を通してのエンジン全開率は81%にも達する。馬力がラップタイムに与える影響が大きい事もあり、ホンダとメルセデスがエンジンアップグレードを計画しており、ルノーもまた新型を投入する見通しとなっている。

ベルギーと日本との時差は7時間。いずれのセッションも日本時間夕刻以降の開催となるため、比較的リアルタイムで観戦しやすい。F1世界選手権ベルギーグランプリはフリー走行3回、予選、そして決勝の全5セッションで構成される。地上波やBSでの無料生放送は行われない。視聴に際しては、有料放送か有料ネット配信サービスを利用する必要がある。

F1を見るための3つの方法

週末の現地天気

ベルギーGPと言えば「スパウェザー」。予測不可能な天候がレース展開を翻弄したことは一度や二度ではない。予想では、金・土・日の3日間を通して比較的好天に恵まれる見通しだが、スパの天気は予想を裏切る。初日の朝は霧に覆われ、湿度が90%を超える予報が出ている。

仮にすべてのセッションでドライコンディションに恵まれたとしても、気温の変化は大きなものとなりそうだ。開幕初日の最高気温は23度、予選が行われる土曜は29度にも達するが、決勝レース当日は19度。各チームが天候をどのように読み解くか注目したい。

開催スケジュールと放送日程

フジテレビ及びDAZNともに、フリー走行、予選、決勝の全セッションがノーカット生中継される。

フジテレビNextスカパーは、今回は現地解説はおらず、スタジオから浜島裕英、今宮純、川井一仁、森脇基恭の各氏が解説を担当。実況は塩田康介アナと野崎昌一アナが務める。放送開始時刻は、フリー走行と予選はセッション開始10分前、決勝は40分前となる。

スポーツチャンネルDAZNでは、国際映像以外にもライブタイミングやオンボードカメラ映像を一つの画面で楽しめる「F1ゾーン」を配信している。下記はすべて日本時間。

F1ベルギーGP特集