フェルスタッペン「準備万全、RB15の競争力の進化が楽しみ」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、2019年FIA F1世界選手権第13戦ベルギーGPに先立って抱負を語った。昨年のレースでフェルスタッペンは、予選7番手から3位表彰台を獲得した。
スパ・フランコルシャンは高いエンジンパワーが求められるパワーハングリーなサーキット。10馬力あたり1周0.22秒程度のゲインがある。ホンダの最新型スペック4エンジンは、モンツァでの投入が濃厚とみられているが、サマーブレイク中の作業禁止令はエンジン・マニュファクチャラーは対象外。休暇中も作業を行う事が出来る。
スパでの週末に先立ってフェルスタッペンは「ゆっくり休めたし準備は万全、RB15の競争力の進化が楽しみ」と語った。ベルギーGP以降、フェルスタッペンのチームメイトはアレックス・アルボンが務める。
準備万全、RB15の競争力の進化が楽しみ
マックス・フェルスタッペン
ベルギーは僕にとってのもう一つのホームレースだ。多くのファンが母国から応援に駆けつけてくれるなんて嬉しいよ。慌ただしい後半戦が始まる前に、家族や友人と一緒にゆっくり休めてよかった。リフレッシュできたし、後半戦を楽しみにしている。
スパは僕のお気に入りのサーキットなんだ。シーズン後半を始めるにはこれ以上ない場所さ。ロングストレートがたくさんある一方で、コーナーの数も多いから、これらのバランスを取った最適なセットアップを見つけるのが難しい。スパでは特にダウンフォースが重視されるわけではないけど、高速コーナーはとても印象的で最高に楽しい。
昨年はプーオン(10・11コーナー)で殆どエンジン全開だったから、今年のRB15だとどうなるのか本当に楽しみだ。スパの良いところの一つは、低速コーナーが適度に抑えられている点にある。トラック全体を通して高いスピードをキャリー出来るからね。準備は万全だし、シーズン後半で僕らの競争力がどう変化するのか楽しみにしている。
ベルギーGPの舞台となるのは、1周7,004m、全19コーナーを有するスパ・フランコルシャン。エンジン全開率は80%近くにまで達し、平均速度220kmを超える屈指の高速コースだ。
ドライコンディションとなった昨年のグランプリでは、1周目に4台が絡むマルチクラッシュが発生。2番グリッドのセバスチャン・ベッテルが逆転優勝を飾った。
F1ベルギーGPは、日本時間8月30日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。