フェルスタッペンとの差が「大きく見えた」のには理由がある、とセルジオ・ペレス
Published: Updated:
7月30日(日)のF1第13戦ベルギーGP決勝を終えてセルジオ・ペレス(レッドブル)は、マックス・フェルスタッペンとの差が「大きく見えた」のには理由があると主張した。
同じRB19をドライブする2人のドライバーは共に、スパ・フランコルシャンで行われた44周のレースでソフト、ミディアム、ソフトと繋ぐ2ストップ戦略を採り、ピットストップのタイミングも各々1周違いだった。
つまり概して言えば、フェルスタッペンがトップチェッカーを受けてからペレスがフィニッシュラインを駆け抜けるまでの22.305秒というギャップは、ドライバーとしての2人の力量の差であると言える。
このタイム差はフェルスタッペンがトップに立った17周目以降に積み上げられたものであり、フェルスタッペンは単純計算で1周あたり約コンマ8秒もの差をペレスに対して築いていたという事になる。
しかしながらペレスは、これは「差が大きく見えて」いるだけであり、2人の間の実力差を示すものではないと主張した。
「第2スティントでマックスがかなりのギャップを作り上げた後、ターン11でコースオフしてギャップが広がってしまったから、以降はクルマを確実に持ち帰る事にしたんだ」
「僕らはクルマをかなりアグレッシブにセットアップしていて、プラクティスで全く走り込めていなかったから持ち帰る事が重要だった」
「確かに今日のマックスは完璧だった。素晴らしいレースをしたし、素晴らしいシーズンを過ごしているけど、差が大きく見えたのはさっき言った理由、つまり今日はレースの結果が早めに決まったため、確実にクルマを持って帰る必要があったからだ」
「とは言え、マックスがとてつもない仕事をしたのは確かだ。彼は本当に才能溢れるドライバーだし、彼のチームは週末ごとに最大限の成果を上げている」
「サマーブレイクを利用して問題を解決していくつもりだし、少しゆっくりできるから、シーズン序盤のような調子を取り戻せるような何かを見つけられればと思ってる」
7月30日(日)にスパ・フランコルシャンで行われた2023年F1第13戦ベルギーGP決勝レースでは、6番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が8連勝を達成。2位にチームメイトのセルジオ・ペレスが、3位にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続く結果となった。
F1サーカスはこれよりサマーブレイクに入る。ザントフォールト・サーキットを舞台とする次戦オランダGPは8月25日のフリー走行1で幕を開ける。