スパ・フランコルシャンでのF1ベルギーGP予選を経てメディア対応する18番手の角田裕毅(RBフォーミュラ1)、2024年7月27日(土)
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角田裕毅「楽ではないだろうけど…」”堪能”のF1ベルギー予選を経て決勝での挽回の見通しを語る

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7月27日(土)の2024年F1ベルギーGP予選を18番手で終えた角田裕毅(RBフォーミュラ1)は、トップ10フィニッシュに向けた決勝での巻き返しは「楽ではない」と見ているが、それでも入賞を目指して全力を尽くすという。

初日を前に年間上限を超える形でホンダRBPT製パワーユニットを全交換したため、リザルトに関わらず最後尾からのスタートが決まっていた角田裕毅にとって、予選で結果を残す必要はなく、クルマを無事にガレージに戻すことが何よりのタスクだった。

雨のスパ・フランコルシャンで行われたQ1では、最初のインターミディエイトタイヤで2度に渡ってダニエル・リカルドの前を走行。セクター3でチームメイトを牽引するような動きを見せた。

そして臨んだ2セット目の計測ラップではラ・ソース(ターン1)でスライド。セクター1で自己ベストを更新できず、18番手タイムでセッションを終えた。

雨に見舞われた難しいコンディションでの走行について見解を求められると「僕にとっては何かを求めて臨んだ予選ではなかったので、雨のコンディションを楽しんだ、と言えるかもしれませんね」と笑みを浮かべた。

「エンジンペナルティを受けることになるので、僕にとっては普段のような予選セッションではありませんでした」

現時点で角田裕毅は最後尾20番グリッドに着く見通しだ。レースでの巻き返しについてはどのような展望を持っているのだろうか?

「どうなるか見守ることになりますが、楽ではないでしょうね。特にここは大抵、DRSトレインができてしまうので」と角田裕毅は語る。

「でも何とか上手くやって、ポイントが穫れればと思っています」

角田裕毅はまた、プレスリリースを通して「チーム一丸となって、クルマと戦略を最大限に活用していきます」と意気込んだ。

ドライコンディションで行われた昨年のレースでは、DRSを使ったオーバーテイクが42回、DRSを使わない通常の追い越しが17回記録された。


2024年F1ベルギーGP予選では10グリッド降格を受けるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が最速を刻み、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が昇格のポールポジションを獲得した。最前列2番グリッドにはセルジオ・ペレスが並ぶ。

決勝レースは日本時間7月8日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周7004mのスパ・フランコルシャンを44周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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