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得意とするスパ・フランコルシャンでのポール獲得に期待が集まったキミ・ライコネンだが、予選Q1の段階からバイブレーションの問題が発生、Q3最後のアタックラップでは9コーナーでのミスが響き4番手に留まった。
タイムロスした最終アタックでは、自らのマシンが発生させるスリップストリームを使って、同僚セバスチャン・ベッテルのタイムアップをサポートしていた。ライコネンのトウを得たベッテルは、ポールのルイス・ハミルトンをコンマ2秒のところまで追い詰めた。
ベルギーGP予選を終えたライコネンは、振動の問題は大きく影響しなかった事を明らかにするとともに、ベッテルを手助けした件については「頼むから大げさに書き立てないでくれよ。彼を助けたからって僕が何か代償を払ったわけじゃないんだから」と付け加えた。美談にされるのは御免のようだ。
F1ベルギーGP予選を終えて
キミ・ライコネン予選: 4位, FP3: 1位
今日の予選では手こずってしまったよ。セッションを通してマシンにバイブレーションの問題が出てしまって、最後まで直らなかったんだ。ラップタイムへの影響がどの位だったのかは難しいところだけど、少なくともタイムゲインになってないのは間違いないよね。
今週末はずっとスムーズだったから凄くガッカリしてるよ。良い結果を出すために必要な全てのものが揃ってるって感じてたし、マシンは良く、スピードもあったんだ。最後のアタックでは良いスタートが切れたんだけど、タイヤ温度に苦しみ出して、9コーナーでミスをしてしまったんだ。これで殆ど終わってしまった。
4番手は最悪ってわけじゃないけど、望んでいた位置には程遠いからね。ツイてなかったよ。でも、明日は明日だし、誰にとってもタイヤはかなりトリッキーな要素になるはずさ。真っ当なレースが出来ることを祈ってるし、正しい(戦略の)決断ができればいいね。
2017年第12戦ベルギーグランプリの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1ベルギーGP特設ページを参照されたい。決勝は日本時間8月27日(日)21時からスパ・フランコルシャンで行われる。現時点ではドライコンディションが予想されている。