ホンダの田辺豊治ディレクター、2018年F1ベルギーGPにて
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ホンダF1、後方に沈み苦戦するも「トラブル無くプログラムを完了」

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ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが8月24日(金)に行われたF1第13戦ベルギーGP初日プラクティスを振り返った。ピエール・ガスリーはトップから2.725秒遅れの15番手、ブレンドン・ハートレーは同2.982秒の17番手で初日を終えた。

FP1ではレッドブル昇格の朗報に気合十分のガスリーが、トップのセバスチャン・ベッテルから1.942秒遅れの11番手をマーク。苦戦が予想される中で上々の滑り出しをみせたものの、スパ・フランコルシャンはエンジンパワーと燃費の両方が求められるパワーサーキット。FP2では後退を強いられた。

トラブル無くプログラムを完了

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

今日は雨の予報もありましたが、結果的には終日ドライでの走行に恵まれ、車体、パワーユニット共にトラブルなく予定通りにプログラムを終える事ができました。パワーユニット側では、主にエネルギーマネジメントの最適化にフォーカスしてセッションを進めました。

明日はまた雨の予報が出ており、残りの2日間では急なコンディションの変化も予想されます。どのようなコンディションになったとしても対応できるよう万全の準備を整えていくつもりです。


初日をトップで締め括ったのはスパ・フランコルシャン現役最多4勝を誇るスクーデリア・フェラーリのキミ・ライコネン。2番手メルセデスのルイス・ハミルトンを0.168秒差で退けた。3番手には0.448秒遅れでバルテリ・ボッタスが続いた。

ベルギーグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間8月25日(土)19時から、公式予選は同22時からスパ・フランコルシャン・サーキットで開催される。

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