F1最多出走記録を誇る名手バリチェロ、F1第17戦 Honda日本GPに特別ゲストとして来場
F1最多出走記録を誇る名手ルーベンス・バリチェロが、来月10月5日に開幕する「F1第17戦 Honda日本GPレース 鈴鹿30回記念大会」に来場することが20日明らかとなった。
1993年にジョーダンでF1デビューしたバリチェロは、同年の日本GPで5位となり初入賞。翌年のベルギーGPの予選で史上最年少ポールポジション記録を樹立。2003年の鈴鹿日本GPでは優勝を飾り、フェラーリのコンストラクターズタイトルに貢献。以後、スチュワート(現:レッドブル)、フェラーリ、ホンダ、ブラウンGP(現:メルセデス)を渡り歩き、ウィリアムズで19年間に渡ってのF1キャリアに終止符を打った。
30周年の記念となる今年の日本GPには豪華スペシャルゲストが満載。中嶋悟や鈴木亜久里、片山右京や佐藤琢磨、中嶋一貴などの歴代の日本人F1ドライバーの他。ジャン・アレジやミカ・ハッキネン、デイモン・ヒルやフェリペ・マッサ等の来場が決定している。
また同じ日、鈴鹿サーキットは日本GPでのデモランイベント「Legend F1 SUZUKA 30th Anniversary Lap」に1988年のF1日本グランプリで8位を獲得した「AGS JH23」を出走させる事を決定した。
creativeCommonstautaudu02 / AGS JH23
南フランスのAGSチームは、F3、F2、F3000を経て、1986年の後半からF1に進出。その1988年用マシンが小型、低重心の優れた設計を持つJH23であった。ドライバーはF2とF3000時代に同チームで活躍したフィリップ・ストレイフを起用。非力なコスワースDFZエンジンながらもカナダグランプリで予選10位、決勝では一時4位を走行する速さも見せた。小規模チームゆえの信頼性の低さが弱点であったものの、鈴鹿日本GPではシーズン最高位の8位完走を果たした。
鈴鹿F1日本グランプリ参加マシン
- Ferrari F187(1987)
- Lotus 100T(1988)
- Beneton B189(1989)
- Lola LC90(1990)
- Tyrrell 019(1990)
- McLaren MP4/6(1991)
- Ferrari 412T2(1995)
- McLaren MP4-13(1998)
- Ferrari F2005(2005)
- Ferrari 248F1(2006)
- Ferrari F10(2010)
Legend F1 SUZUKA 30th Anniversary Lap
- 10月5日(金)16:00~16:30 練習走行
- 10月6日(土)16:30~17:15 スペシャルステージデモ
- 10月7日(日)10:25~10:45 デモラップ