2012年のホッケンハイム以来となるポールポジション獲得に向け、フェルナンド・アロンソ（アストンマーチン）が2023年F1第1戦バーレーンGP土曜3回目のフリー走行でタイムシートのトップに立った。

予選・決勝が行われる日没後とは大きく異なり、気温28℃、路面40℃と暑いコンディションでのセッションとは言え、2度のF1ワールドチャンピオンは1分32秒340を記録し、前日のFP2に続き最速を記録。全セッションでのトップ3入りを経てこの後の予選に臨む。

手首を痛めている僚友ランス・ストロールもカルロス・サインツ（フェラーリ）を抑えて7番手につけており、アストンの速さは本物と言える。ただアロンソは現実的で、無線を通して「また1位だ」と告げられると「おお、そうか」と淡々とした反応を返した。

レッドブル勢はマックス・フェルスタッペンが0.005秒遅れの2番手、セルジオ・ペレスが0.106秒落ちの3番手に続いた。またルイス・ハミルトン（メルセデス）が4番手、シャルル・ルクレール（フェラーリ）が5番手に続き、トップ5はコンマ3秒以内に収まった。

ハミルトンとは異なりハイ・ダウンフォース仕様のリアウィングを使ったジョージ・ラッセルは6番手を刻み、オスカー・ピアストリ（マクラーレン）は9番手、ピエール・ガスリー（アルピーヌ）は10番手をマークした。

初日を経て最下位争いが危惧されたアルファタウリ勢は角田裕毅が16番手と改善の兆しを見せた。ただニック・デ・フリースはチームメイトからコンマ6秒遅れの20番手最下位に留まった。

全3ラウンド、計1時間が予定されるバーレーングランプリの公式予選は、日本時間3月4日(土)24時からバーレーン・インターナショナル・サーキット（BIC）にて行われる。

2023年F1第1戦バーレーンGPフリー走行3（FP3）リザルト

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