アルピーヌ:サンドウィッチの包装紙で復帰戦リタイヤのアロンソ、ベッテルから謝罪を受けたオコン
アルピーヌF1チームは3月28日に開催されたF1バーレーンGP決勝レースで16番グリッドのエステバン・オコンが13位、9番グリッドのフェルナンド・アロンソがリタイヤという結果に終わった。
入賞への期待が高まっていたものの、アロンソはトラブルによってパワーユニットのデプロイメントが制限された事で順位を落とし、その後、思わぬ理由によってブレーキトラブルを抱えたため、チェッカーフラッグを受ける事なくヘルメットを脱ぐ結末に終わった。
エグゼクティブ・ディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーはアロンソのリタイヤの原因を次のように説明した。
「1度目のピットストップの後にちょっとした問題が出てしまったため、クルマのパフォーマンスを抑えなくてはならなかった。2回目のピットストップの後には、サンドイッチの包装紙がリアブレーキダクト内に混入してしまい、その結果オーバーヒートしてブレーキシステムにダメージが及んだため、安全を第一に考えリタイアさせた」
「フェルナンドは力強いレースをしていただけに、彼にとっては本当に不運な復帰戦となった」
Alpine:F1バーレーンGP決勝を終えて
フェルナンド・アロンソ決勝: DNF, グリッド: 9番手
まずは、F1に復帰できて良かった。スタートは楽しかったよ。幾つかポジションを上げて、昔の顔馴染み達と楽しく戦うことができた。
ただ最終的にチェッカーフラッグを受ける事ができなかったのは残念だ。2回目のピットストップの後に、ブレーキダクトにデブリが混入した事でオーバーヒートのトラブルが出てしまった。
中団グループは本当に接戦で、コンマ数秒の差で順位が大きく変わってしまうような状況だった。今年は観戦する上で非常に面白く熾烈なシーズンになると思う。
イモラでまた頑張るよ。
エステバン・オコン決勝: 13位, グリッド: 16位
望んでいた結果にはならなかったけど、前向きな要素が多かったのも確かだ。
レースでは終始、何台ものマシンとホイール・トウ・ホイールのバトルを演じるような状況で楽しかった。
終盤にセブ(ベッテル)がタイヤをロックアップさせて突っ込んできたけど、彼は謝っていたたし、僕らは誰もがミスをするし、時にはそういう事も起きてしまう。
予選の段階で十分なポジションが得られなかったし、今日は全体的に何かが少し不足していた。
今回、レースでファイティングスピリットを示せたのは凄く重要なことだった。ポイント争いに戻れるよう、次のレースでもチーム一丸で頑張りたい。
3月28日(日)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた2021年F1開幕戦バーレーングランプリ決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールシッターのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を交わして逆転勝利を挙げた。3位表彰台にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が滑り込んだ。