アストンマーチンAMR21を駆るセバスチャン・ベッテル、2021年3月28日F1バーレーンGP決勝レースにて
Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

セバスチャン・ベッテル、アストンマーチンでの初戦は散々…オコンとの一件で更なるペナルティ / F1バーレーンGP

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アストンマーチン移籍後初のレースとなった2021年F1バーレーンGPは、セバスチャン・ベッテルにとって葬り去りたい散々な週末に終わった。

予選ではニキータ・マゼピン(ハース)のスピンに伴い振られたダブルイエロー無視で5グリッド降格と3点のペナルティポイントを喰らい、決勝ではエステバン・オコン(アルピーヌ)との接触の責任を問われ、更なる制裁を受ける事となった。

レース序盤の立て続けのインシデントを経て、57周のレースは比較的平穏な展開が続いていたが、ベッテルは44周目のホームストレートでオコンにオーバーテイクを許すと、ブレーキングの際にその車体後方に衝突。黄旗の原因となった。

一件はレース後に審議され、スチュワードは複数角度からの映像証拠とテレメトリーを検討した結果、ターン1での接触の非は全面的にベッテルにあると判断。10秒のタイムペナルティに加えて2点のペナルティポイントを科す裁定を下した。

後方16位でフィニッシュしたミック・シューマッハ(ハース)とのギャップは38秒と開いていたため順位変動はなかったが、ベッテルは1つの週末で計5ポイントものペナルティポイントを加える事となった。

ペナルティポイントは12ヶ月の間に12点に達すると1レースの出場停止処分が下されるもので、ベッテルの累計ポイントは5点に膨れ上がった。

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