Published: Updated:
マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソがバーレーンGPの決勝レースを終えてコメントを発表した。
今季初完走を目指していたマクラーレン・ホンダだったが、残り2周に迫った55周目、ブルーフラッグにより上位勢に道を譲るためレーシングラインを外れたアロンソのマシンにトラブルが発生。残り1周というところでマシンを降りる結果となった。チームメイトのストフェル・バンドーンは、マシントラブルによりレースをスタートすることすらできなかった。
アロンソ:バーレーンGP決勝後コメント
フェルナンド・アロンソ
決勝:リタイヤ、予選:15位
「苛立たしいレースだった。ストレートでのパワーとパフォーマンスの無さには脱帽だよ。ストレートに入ったところで300、400メートル後ろに後続車がいることをミラーで確認するわけさ。(抜かれる心配はないと思って)そのことは気に留めず忘れるんだ。その後ストレートの終わりのところでステアリング上のパネルでセッティング変更をしてブレーキをかけると、さっき見た車が横に並んでるんだ。ポイント圏内に近いところを走ってはいたけど、こんなんじゃ十分とは言えないさ。今日はオーストラリアや中国の時のようなペースがなかった。レース最後ってところで問題が起きてしまって、リタイヤすることを決めたよ」
©F1
「イライラしている。赤いライトが消えたら(レースがスタートしたら)やる気を持って戦い始めるけど、ストレートでは為す術なく自分の順位を守れないんだ。みんなとフェアに争っているけど、バトルしてて楽しくないよ」
「今週末もチームの誰もが昼夜に渡ってすごく懸命に働いていたさ。ストフェルのことは残念に思うよ。彼は週末中ずっと不運続きだったし、今日のレースはスタートすることさえできなかった。でも僕らは懸命に作業を続けるつもりだし、この状況がその内改善されることを祈ってる」
27周目のこと。ホームストレートでルノーとトロ・ロッソに立て続けにオーバーテイクされたアロンソは「彼らは僕の300mも後ろにいたにも関わらず、ストレートで僕を追い抜いていった。こんなパワー不足でレースをするのは人生初めてだ!」と無線で叫び、苛立ちを露わにしている。参考:アロンソ「300m後ろの奴に直線で抜かれた!こんなパワー不足でレースするのは人生初だ!」と激怒
2017年バーレーンGPの詳しい模様については「F1バーレーンGP《決勝》結果とダイジェスト」を参照されたい。