セッションを終えて水分を補給するマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2023年3月3日F1バーレーンGP初日
Courtesy Of Red Bull Content Pool

大本命フェルスタッペン「本当に酷い」滑り出し、一方でロングランペースは「かなりの驚き」

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F1第1戦バーレーンGP初日を2番手で終えたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、”奇妙”なトラブルに見舞われたがためにFP1は「本当に酷く」、厳しい滑り出しになったとする一方、RB19のポテンシャルに疑いはないとして巻き返しを誓った。

今季一発目のセッションでは、僚友セルジオ・ペレスと同じセットアップながらも低速コーナーに苦戦。ヘルムート・マルコはテストの時とは対照的にクルマが「全く反応しなかった」と説明した。

闇夜のバーレーン・インターナショナル・サーキットを周回するマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2023年3月3日F1バーレーンGP FP2Courtesy Of Red Bull Content Pool

闇夜のバーレーン・インターナショナル・サーキットを周回するマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2023年3月3日F1バーレーンGP FP2

同じ問題か、それとも新たなトラブルか。FP2では無線を通して「テストの時よりもクルマがかなり飛び跳ねている気がする」と不満を訴え、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)にタイムシートのトップを許した。

ヘルメットを脱いだフェルスタッペンは「難しい滑り出しだった」と1日を振り返った。

「FP1は本当に酷くて、兎に角、バランスが取れなかったんだ。少し変な感じだった。何をしていてもテストの時は問題なかったからね」

「幾つかの点に関しては多分、最高とは言えない。でも大差で引き離されたわけじゃないし、原因を理解していかなきゃ」

「FP2も序盤は少し手こずったけど、最後のショートランはさほど悪くなかったと思うし、クルマも少しばかり首尾一貫した感じがあった」

クイックラップではアロンソに0.169差で敗れたが、ロングランでは逆に1周あたりコンマ4秒近い大差をつけた。

フェルスタッペンは「色々と変更を加えた結果、ロングランのペースは本当に驚くほどだった。全体としてクルマはロングランでは悪くないように思う」と説明した。

アストンマーチンはコンディションの違いに依らず、両セッションでレッドブルに匹敵するパフォーマンスを見せた。

フェルスタッペンは「テストの段階から既に分かっていたことだけど、アストンマーチンは速いし、かなりの競争力があるように見える」として、「僕らにはまだ少しやるべき事がある」と認めた。

ただその一方で、RB19に「競争力がある事は分かっている」として、残りの週末に向けて「全てのピースを組み合わせていく事が重要だ」と付け加えた。

1ラップペースで苦戦していた事は確かだが、アストンマーチンは燃料が軽めだったと見られており、2日目に向けて状況が更に悪化しない限りレッドブルがポール最有力候補である事は疑いなさそうな状況だ。


2023年F1バーレーンGPのFP2では、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)がレッドブル勢を退けトップタイムを記録した。

バーレーングランプリ3回目のフリー走行は日本時間3月4日(土)20時30分に、公式予選は同24時に、そして決勝レースは5日(日)24時に開始される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで完全生配信・生中継される。

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