ルクレール、早くもポール争い脱落宣言…ただし対アストンには希望。サインツは”計画”通りにいかず

メディアセッションに参加するスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツ、2023年3月2日F1バーレーンGP – コピーCourtesy Of Ferrari S.p.A.

シャルル・ルクレール(フェラーリ)はF1バーレーンGPの初日を経て早くもポール争いからの脱落を宣言した。曰くレッドブル勢は「かなり先行」しており、決勝でのチャンスに懸けるつもりのようだ。

3月3日に行われた2回のセッションではテスト好調のレッドブルとアストンマーチンがタイムシートを席巻。ルクレールはフェルナンド・アロンソ、マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスに次ぐ4番手でクルマを降りた。

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バーレーン・インターナショナル・サーキットでフェラーリSF-23を駆るシャルル・ルクレール、2023年3月3日F1バーレーンGP – コピー

アロンソとのタイムはコンマ5秒と大きく遅れた。昨年の最多ポールシッターは、テストと比較してSF-23の感触は良くなっているとしながらも、一朝一夕にこの差を克服できるとは考えていないようだ。

ルクレールは「混戦に加わる事はできると思うけど、ポールポジションを狙えるようなパフォーマンスがあるとは思わない」と述べ、「少しばかり困難なレースの際はいつだって、いるべき場所にいてあらゆるチャンスを活かす努力をすべきだ。だからそれを目指していく」と続けた。

「今のところ僕らは自分自身に集中して、明日に向けて少しでもパフォーマンスを上げられるように取り組んでいく必要がある。できれば明日は素晴らしい予選にしたいね」

ルクレールに言わせれば、2・3番手を刻んだレッドブルは「誰よりも遥かに先行」していると言う。

初日最速を刻んだアストンマーチンに関しては「かなり手強いように見える」としながらも、そのパフォーマンスを予選でも発揮できるかどうかは疑わしいと主張した。

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フェラーリSF-23に乗り込むシャルル・ルクレール、2023年3月3日F1バーレーンGP – コピー

チームメイトのカルロス・サインツはルクレール以上に不本意な1日を過ごした。FP1ではターン10で派手なスピンを喫してタイヤを壊してしまい、FP2ではソフトタイヤでの計測ラップが上手く行かず14番手に終わった。

高速スピンを喫した事についてサインツは「単純にクルマが期待通りに、あるいはテストの時のように反応しないんだ」と述べ、次のように続けた。

「僕はバランスに少し苦しんでいる。テストの時と比べて少しずれているんだ。でも明日には元に戻せると思ってる」

「FP1では幾つかのテストをしていたんだ。詰めの作業をやろうと思ってね。夜のセッションでソフトタイヤを使いたかったから、ミディアムをスクラブしてね」

「計画通りにはいかなかったし、もちろん意図したものじゃなかったけど、テストは上手くいかなかった」

「走行時間を少し失ったせいでリズムを崩してしまい、その結果、FP2で代償を払うことになった」

フェラーリはFP1で車高に関するテストを行っていたものと見られており、下げ過ぎた結果、底が打ってスピンを喫したものと考えられている。

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バーレーン・インターナショナル・サーキットのパドックを歩くカルロス・サインツ(フェラーリ)、2023年3月3日F1バーレーンGP – コピー


バーレーングランプリ3回目のフリー走行は日本時間3月4日(土)20時30分に、公式予選は同24時に、そして決勝レースは5日(日)24時に開始される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで完全生配信・生中継される。

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